それから、ほぼ毎日、澄香の旦那が帰宅する前に、律子からタブレットの方に連絡が入り、お互いの情報交換を行うようになっていた。
といっても、簡単に展開が変わるわけでもなく、新たな情報がないということを確認するのがメインになっていた。
そういうこともあり、仕事以外の雑談をすることが自然に多くなってきていた。
そして、日を重ねることに、律子の恋愛的な話が少しずつ多くなっていた。
律子は相当長い間、彼氏がいないこともあり、どうやったら彼氏ができるのか、どこかにいい出会いがないのかとか、澄香はどうやって結婚できたのか、等を恋愛でも先輩にある澄香に根掘り葉掘り聞いていた。
また、律子はお酒が好きらしく、仕事が終わるのでやることもないので、帰りがけにバーとかでがっつり飲んで帰ることも最近は多くなってるため、澄香から嗜められたりもしてした。
一週間ほど経過した後の律子との連絡において、
「先輩聞いてください、といってもプライベートなことなんですが、昨日はバーで知り合った女性か見た目も中身もとても素敵で、私の恋愛のことに親密に相談に乗ってくれるんですよ、名前は「レイ」さんといって、見た目は冷たそうな感じなんですが、レイさんから話しかけてくれたり優しいんですよ」と嬉しそうに話す律子を見ると、澄香もなんか嬉しい感じになっていた。
それから、3日後、律子からは特に断りもなく、いつもの連絡がなかったが、律子は律子で忙しいんだろうと澄香は気にも止めなかった。
翌日、律子から連絡が来て澄香は一安心したが、タブレットに映る律子は明らかに元気がなかった。
「昨日はごめんなさい、先輩。一昨日の夜、レイさんとその親友の紫帆さんと飲んだんですが、私がモテないというか、男運がないのは、この大きな胸が原因って言われてしまって。レイさんや紫帆さんは経験豊富なので、男の人の考え方もよく知ってるので、全く反論できずに、とても悲しい気持ちになってしまって・・。先輩も、この大きな胸はダメだと思いますか?」と聞いてくると、律子の方が大きいけれど、澄香も相当大きい胸をしているので、そんなことないよ、と言おうとしたが、その直前、画面が点滅する。
「先輩、どうしたんですか?」という律子の声を受けて意識を取り戻した澄香は慌てて
「たしかにそうかもしれないわね。そんなに大きな胸が好きな男性は滅多にいないから、そんな奇特な人に出会わない限り厳しいわね」と答えてしまい、すぐに律子から通信を切られてしまう。
澄香はそんな答えをしたこと記憶をすぐにななくしていたため、律子はどうしたんだろと思いながら、澄香はタブレットの電源を落とし家事に戻る
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