「ゆ、柚月さん?
どうしちゃったんですか??
そんな…本多さんの体に勝手に…」
普段内向的な柚月さんが、目を爛々と輝かせて『令華』を彩る姿に、ガタガタと震えながらも問い掛ける私。
異常だ!この部屋は異常すぎる…でも、言葉だけで本気で止めようとしない私も何かおかしい…でも、これでいいような気もする…
心は緊急事態を告げているのに、身体がいうことをきかないジレンマ。
ただただうろたえるしかできない私に、佐々木さんが近づきます…赤いピアスとともに。
「さ、佐々木さん?
やめて…何かおかしいです…佐々木さ…んむむ……」
喋ろうとする私の顎を押さえて、ピンクの口紅を塗っていく佐々木さん。
口紅の、化粧品の香りが鼻をかすめると、私にとって自分の意思よりも佐々木奈緒子さんの言葉が重要なのだと認識が変容します。
それはまさに、伊藤志保子さんの変容と同じでした…
「私が、令子さんを『令華』さんにする仕上げを?
いいんですか?」
上下の唇を擦り合わせて口紅を馴染ませながら確認する私。
意思決定権を奈緒子さんに委ねた私には、もはやガタガタと震えたり葛藤したりする必要はなく、ただ指示通りに『令華』さんを完成させることが重要でした。
受け取った口紅をそっと膣口にあてがい、割れ目に沿って動かします。
最初、右側に薄く引かれたピンク色は、何度も往復するうちに濃く太い線になりました。
同じことを左側にもして、肉付きの薄いアソコは、まるでタラコ唇のように分厚い印象になり、ついに淫らな『令華』は完成しました。
当の『令華』自身も、無表情ながら腿を掴む手の指に力が籠り、アソコをピクピクさせて喜んでいるように私達五人の目に映りました。
『綺麗よ、令華さん。』
『もう、地味な「令子」さんはいないのね。』
『芸術になれて羨ましいわ。
次は私も「華」にしてね、奈緒子さん?』
『そうね、また皆で集まることがあったら、次はあなたの番よ。
楽しみにしていてね。』
令華さんに一礼した後の賛辞。
その異常さを理解できず、私も令華さんを羨ましく見つめていたのでした。
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