【いえいえ、お気になさらずに。またよろしくお願いいたします】
澄香からの申し出を優斗は待ってましたとばかりのいやらしい笑みを浮かべるが、その異質さに気づかない澄香。
「私にはマンション住人の管理という役目がありますので、その申し出をお受けしましょう。」
と言葉をかけると、心底嬉しそうな顔をする澄香を観察するような冷静な視線を送る。
「澄香さんのキスは問題がいろいろあるのですが、一番の問題は、せっかくのお礼のキスなのに、それに集中できておらず、相手に失礼な印象を与えていることですね。なので、こう言ったものを使って集中力を培っていきましょうか」と言いながら、目隠しとヘッドホンを持ってくる。
「目隠しにより周りの視界が気にならなくなりますし、ヘッドホンで音楽を流すことにより周りの音が気にならなくなりますからね。どちらか、又は両方を使いながら特訓していきましょう」と説明をすると、澄香のキスの特訓が始まる。
その日の夕方、まずは目隠しを使ってみる澄香。
その状態でキスをすると、自分と相手の唇や舌の状態、正確には触感、味、温度、動きなどであった。目隠しをしていることもあり、優斗の言うとおりキスに意識せざるを得ず、舌や唇の動きに集中することができた。
さらに、キスをしている音、クチュクチュ、チュパチュパ、チュチュチュ、ベロベロベロという音がいつも以上に澄香の耳と脳に飛び込んでくるため、澄香はいやらしさと卑猥さを煽られる形となる。
さらに、ヘッドホンも試してみる。
ヘッドホンからは何かの音楽が流れてるわけではなく、男と女が澄香も恥ずかしくなるぐらい濃厚なキスをしている音が流されていた。
その男と女が、優斗と洗脳された女(愛子やナオコなど)であることはもちろん澄香はわからないが、その二人ととても愛し合っていること、キスが好きなこと、そして、いやらしいキスがをしていることは澄香にもわかり、そんな他人の音を聞いていると、同じように、激しく、濃厚に、卑猥で、やらしいキスをなんとかしてみたいと、元は真面目な澄香は簡単に誘導されてしまっていた。
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