『顔がひきつってるけど、どんなコスプレ?』
「…えっ?あ、これは秘密!
なかなか挑戦的すぎて、恥ずかしいから…」
『そうかい?
でも最後には教えてくれよ?』
「…はい、終わった後にでも。」
タブレットを覗き込もうとしてくる夫に対し、画面を背けて隠す私。
幸いあっさり引き下がってくれて、胸を撫で下ろします。
夫が『バスティア』をすると知れば、また不機嫌にさせてしまう…たかがコスプレ、しかも他薦のものなのに、その夫の怒りが当然のもののように思ってしまう私。
一安心した後に、今度は現実にそういう格好をすることに頭を悩ませます。
「おはようございます。奈緒子さん、柚月さん。」
『おはよう、澄香さん。』
『澄香ちゃん、おはようございます。』
私の部屋は奈緒子さんと柚月さんの間なので、二人が玄関前で話をしていれば、当然のように出会い、挨拶します。
そして奈緒子さんが峰不二子、柚月さんが黒ギャルと、それぞれコスプレ内容を暴露してしまうと、私も隠せずに…
「…わ、私は、昔のスーパーヒロインの『バスティア』です……」
自分では、派手さはともかく露出度は低いものだと思っていたのですが、奈緒子さんのタブレットから画像を見ると、唖然とします。
スーパーヒロインらしく全身にプロテクターをまとってはいるものの、本来はプロテクターの隙間や下に、黒いタイツ様に広がった半生物がクッション代わりになっていた筈で、それが露出度を下げていた筈なのに…
タイツがない!素肌の上に直接プロテクターを着けた姿…胸の谷間やうなじ、ヘソまで剥き出しの姿。
間接部も剥き出しで、肘や膝は当選のことながら、腋や鼠径部の扇情的な箇所まであらわに!
せめてもの救いは、そういった部分の毛の処理だけはされていたことでしょうか…
「……わ、私、こんな格好して人前に??」
まるで痴女のような格好でしたが、一般的な認識としては、これが『バスティア』!
これでは礼司さんが嫌悪感を示すのも、よく理解できます。
そして、その画像を見せられているうちに、私自身、その格好で戦っていたように意識づけられていくのでした……
【タイツがなくなるだけで結構露出度が高くなると思うので、こんな感じにしましたが、いいでしょうか?
仮面ライダー的な喩えばかりですが、顔は全体マスクのままのイメージと、ライダーマン的な口元だけ開いたイメージと、どちらがお好きですか?】
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