なぜ風邪を引いた時のお酒はNGなのか?
実は、少量のお酒であれば風邪をひいたときに飲んでも大きな悪影響が生じることはまずありません。むしろ、スムーズに眠ることができるのでよいとの意見も聞かれます。
「少量のお酒」とは、純アルコール換算で1日当たり10g程度
つまりビール中瓶1本や日本酒1合程度を指しています。(ただし、胃痛や下痢などがある時はお酒を飲むと余計に症状が悪化することがありますので、少量であってもお酒は控えましょう)
それ以上の飲酒をすると、睡眠の質が低下してゆっくり身体を休めることができなくなり、アルコールの脱水作用によって水分が失われること、アルコールの刺激で喉の粘膜にダメージが加わることなどが考えられます。また、薬を服用中の人はアルコールの作用で薬の効果が弱まってしまうことも少なくありません。
このため、風邪をひいている時はできるだけお酒は控えるようにした方が良いのです。
一方、同じ「お酒」といっても身体によいとうイメージが強い「酒粕」はどうなのでしょうか?
酒粕を溶かした甘酒はコップ1杯ならばOK
酒粕は、お湯などに溶かして甘酒として飲用されています。身体をポカポカと温める効果があり、風邪の回復をサポートするビタミン類やミネラルを豊富に含んでいるため風邪の時に効果的と思われがちです。
しかし、それであってもはやり酒粕には微量のアルコールが含まれています。コップ1杯など適量であれば飲んでもかまいませんが、多量に飲むのは控えましょう。なお、同じ甘酒でも米麹で作られたものはアルコールを含みませんので、甘酒が飲みたくなったときは米麹のものがおすすめです。
だって。
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