目眩く5年の歳月の流れの中、私は成長して行きました。
その斗う相手は人間ではなく縄なのでした。日々、縄との格闘に身を費やして来た私でした。
今日に至るまでの「マゾヒスト」としての道を歩んできました。
男性が言っていた、「俺の中では、お前は優秀な選手だ。」
その言葉通りになった私です。彼の中での金メダルを獲得した私です。
飼育調教とは、こんなにも辛く厳しいものだと言うことをこの身体に教え込まれました。
今は幸せです。マゾとはこんなにも女性を輝かせてくれるのもであると知りました。
しかしここに至るまでの苦行は計り知れせません。
言葉では言い表せない激しい責め折檻。それは拷問に等しいものでした。
余りの苦しさに「いっそ殺して下さい。」と、何度言葉にしたことでしょうか。
しかし今振り返ると、その道程があったからこそ、現在の私が在るのだと思います。
「歓虐」こそ我が人生と、声高らかに叫ぶことが出来ます。
更なる自身の成長を夢見て、被虐に身を委ねる日々を送れる事を願っています。
それでも時には涙を見せる日もあります。
それは自身の身体への苦痛ではありません。
母親に、この姿を見られることへの切なさに泣く私なのでした。
縄で縛り付けられた裸体を肉親に見られる恥ずかしさは例えようがありません。
今日迄、何度となく強要されて来ていますが、決して慣れるという事などありません。
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