(家での話の続き)
私はご主人様のご指示の通り、全てのパンティが入っているゆうパックをコンビニで郵送しました。店員が封筒を触った時の、あのドキドキ感は今も忘れることができません。
再び家に戻ると、真子が大学から帰ってきていました。
親の私がいうのも変ですが、本当にいい子に成長してくれました。
片親という、苦しい思いをたくさん真子にさせてきてしまったのに、真子はそれで私を責めるようなことは一度もありません。
大学生活も充実しているようで、たくさんの友人にも恵まれているようです。
友人とのキャンパスライフの様子を、よく話してくれます。
今、恋人はいないようですが、高校生の頃には好きな男子に告白するためにはどうしたらいいかという相談を受けることもあったりするなど、平均的な世間の親子よりも仲が良いと思っています。
私がご主人様と契約を結んだ日も、いつもと同じように真子と一緒に夕食をとりました。真子はいつもと変わらない表情で、大学の授業やサークルでの話をしてくれました。
しかし、私は話半分で聞いてしまっていました。
真子が私に伝えてくるように、私も真子に今日の出来事を、とはできません。
今日1日の出来事を真子に伝える勇気はとてもありませんでした。
真子に知られたら引かれてしまうかもしれない、下手をすれば軽蔑の目で見られてしまうかもしれない。母親としての威厳を失ってしまうかもしれない。
真子の話に、私はただただうなずいてあげることしかできませんでした。
その日の夜、ご主人様から早速LINEが送られてきました。
「今日は薫が私の家畜奴隷になると誓った大切な日です。今日という日を決して忘れないようにしなさい」
私はすぐに返信しました。
「ご主人様、本日はありがとうございました。身も心も全てご主人様のものでございます。今日という日を心に刻みます」
「いい心構えだ。契約書にもあったが、言葉遣いも躾の一つと考えている。奴隷にふさわしい言葉遣いを薫にはしてもらう。データを送るので、正しい言葉遣いを覚え、常にその言葉遣いで私とのコミュニケーションをとるように」
すぐにLINE上でPDFのデータが送られてきました。そこには、私の想像をはるかに超える量の「正しい言葉遣いリスト」が載っていました。
お尻は「ケツ」、女性器は「おまんこ」、男性器は「おちんちん様」、主人は「ご主人様」、単語の前には「お」をつける(お言葉、ご調教など)といった言葉遣いが100通り以上も記されていました。
おまんこやおちんちんといった言葉は、使いはしないものの知ってはいました。
しかし、お尻をケツという言葉に変換することは42年間生きてきて一度もなかったので、少し驚いたのを覚えています。
私はこれから、この言葉遣いを守っていかなければなりません。
きっと、ご主人様は私に対して淑女のような振る舞いを求めていらっしゃるように感じました。なぜなら、ご主人様の立ち居振る舞いが、とても紳士のように私の目には映ったからです。だからこそ、私には、奴隷であっても品のある姿や言葉遣いをすることを求めていらっしゃるのではないかと感じたのです。容姿も、黒髪にロングヘアという矯正は、私の中身は家畜であり奴隷という変態性で溢れながら、外見は、そんなことを一切思わせない風貌でいることを矯正なさっているのだと思います。
そして、私の中では、言葉遣いすら人によってコントロールされるということへの興奮が湧き上がっていたのです。
(続く)
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