(ご主人様にお会いした話の続き)
「待ちましたか?」
前回と同じく、ご主人様はスーツ姿でいらっしゃいました。その姿はとても凛々しく、これからこの方に私の体をめちゃくちゃにされるとは思えない、そんな格好でした。
「薫さん、お久しぶりです。お元気そうで何よりです」
お互いコーヒーを注文し、30分ほどごく普通の会話をして過ごしました。しかし、、
「薫さん、ロングコートをちゃんと羽織っていますね。さて、その中を今ここで見させてもらいます。ロングコートを開いてください」
「え、、今ここで、ですか。。!?」
思わず私は聞き直してしまいました。それもそのはずです。周りには家族連れやカップルが楽しそうに食事をしているのです。コートのボタンを外し、その中を見せるためにはコートを開かなければなりません。そうすれば周りの人にあの卑猥な姿を、ランジェリーを見られてしまう、その恥ずかしさのあまり、思わず聞き直してしまったのです。
「そうです。聞こえませんでしたか?」
聞こえていないはずなどありません。でも、、
「早く見せなさい」
ご主人様の言葉が強くなりました。
さっきまで目の前にいたご主人様は優しく、話を盛り上げてくださったり、時折笑顔を見せてくださっていたのに、、今のご主人様は獲物を視線だけで射殺すような迫力があります。
私はご主人様の強い言葉の前に何も言えません。
従うしかないのです。
この方のご命令には、従うしかない、そう思わされるような迫力がそこにはありました。
「はい、、」
私はゆっくりコートのボタンを一つずつ外し、周りの人に見えないように辺りを見ながら少しコートを開きます。
恥ずかしさのあまり、顔が赤くなります。
目線をキョロキョロできません。
不審な動きをしていると、それこそ周りの家族連れなどに怪しまれてしまうからです。
露わになったおっぱいがコートの中から現れます。
「きれいですね。それに大きい」
ご主人様は普通の大きさの声でおっしゃります。下手をすれば周りに聞こえてしまいます。いえ、もしかしたら聞こえていたかもしれません。レストランの中にいる人全員が、私のことを見ているようで顔がカーッと紅くなりました。
「ここにいると周りの人に怪しまれますね、場所を移しましょう。メールで移動場所を送るので、そこに行ってください」
どういうことなのだろう、一緒にいるのに、、なぜ一緒に行ってくださらないのだろう、、
そこに、送られてきたメールにはこう書かれていました。
「私は薫さんの少し後ろから黙って歩きます。ランジェリーを身につけて変態になった薫さんが街中で一般人にどのように映るのか見てみたいので」
ご主人様は、私が街中で周りの人に視姦されるのを楽しみにしていたのです。
私はただただ、従うしかありません。
コートのボタンを止め、レストランを後にしました。
そして、指定された場所まで私は1人で、しかも距離を置いてご主人様に監視されながら歩かされたのです。。
(続く)
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