美里と初めての逢瀬から、ひと月が経った。
まるで夢の様なひと月だった。
なんでも請負の業者には、かなりの金額を取られたが、充分に満足出来ている。
あれから、毎日の様に私の家、或いは、美里の部屋で2人でセックスを楽しんだ。
しかし、どうした事か、美里の身体を知れば知る程、私の加虐心が宥められて行くのだ。
いや、そうでは無いのだな。
加虐的な行為をせずとも、満足出来ているのだ。
最近では、美里が望まない限り、ビンタも首を絞める事も忘れて、ひたすらに美里の肌のツヤや滑らかさに溺れていると言っていいのかも知らない。
そうしてる内に私は、満足を覚えて、身勝手に果ててしまうのだ。
美里は、決まって
「あなた様が、満足できるなら、私も満足です」
そう、言ってくれるのだが、いざ行為を始めるとビンタや首絞め等、被虐的な行為を美里は望んでくるのだ。
ふと、昔、美里と出会う前。
良く見ていたサイトを思い出した。
“そうだ!あのサイトなら、充分に犯された後の恍惚とした美里を抱けるかも知れない!”
そう思い、サイトを開く。
ここは美里の部屋。
美里のノートパソコンは、新しくて、サクサクと重い広告も一まとめに開いてゆく。
私の後ろでカレーを煮詰めていた美里が、私の首に細くて柔らかい腕を巻き付けながら、甘えた声で
「何を見てるんですか?」
普段の美里は、少し子供っぽいのだ。
特に私と居る時は。
私は、後ろの美里に笑顔で
「今度、美里をモテない不細工な男性達にレイプしてもらうのさ。ほら、見てご覧?他にも、沢山の女性が大勢の男性に群がられて。どうだい?美里は、興奮するかな?」
そう、言いながら美里を見た。
美里は、まじまじとそのサイトをじっと見つめ
「わたし、興奮しちゃうと思います。でも、ご主人さまは、いいの?多分、とても乱れていまいます。」
そう言い切るか、切らないかで美里は俯いた。
その、俯いた表情はやはりそそられるのだ。そこがいい。
「ああ、乱れていいんだよ。美里が、色んな男性に一度の犯されて、恍惚としている所をわたしが、トドメに犯したいのさ。」
自分で言っていながら、その画面の中の大勢の男性に揉みくちゃにされている華奢な女性と美里を重ね合わせ、興奮して美里を抱き寄せて、唇を塞いだ。
僅かだが、美里の唇を楽しむとサッと美里が離れ
「待って。大好きなカレー、食べてからにして下さいね。もう少しで出来ますから。」
そう言って、美里はキッチンに戻っていった。
その日の夜は、久々に私の加虐心が再燃して、美里を緊縛して、泣くまでビンタをし、首を絞めながら、たっぷり時間を掛けて愉しんだ。
サイトで、募った男性は4人。
美里には、告げていない。
日曜日は朝から、2人で出掛けようと誘い出している。
繁華街で昼食に中華を食べ、車で郊外に出ると、最初の目的地のアダルトショップに車を止める。
美里は
「何か、お買い物?」と別段、怪訝な顔もせず
私も
「そんな様なものだ、美里も来なさい。バイブもあるし、衣装なんかもあるんだ」
そう、誘い出して店に2人で入って行く。
暫く、2人で店内を探索し、私は
「ちょっと車でタバコを吸ってくるから、美里は欲しいモノとか、見てなさい」
そう言い残して、店を出た。
この時、美里は膝上のグレーのスカートに上は、オフホワイトの胸元がV字に割と大きく開いたニットを着ている。
店内には、私が募った男性が2名、今か今かと待ち受けている筈だ。
タバコもそこそこに、私は再び、店内に入る。陳列棚越しに、ゆっくり店内を見て、美里の姿を探した。
店に入って左がレジ。
右の奥にはバイブやコスプレ衣装などがあり、そこは監視用のカメラも少なく、死角が多いのだ。
やはり。
美里は、そこに居た。
それも、募った男性2人に身体を弄られている最中だった。
美里は、棚に両手を付き、美里の左の男性は美里のニットの中に手を差し入れて美里の胸をいじっているようで、美里の右の男性は、美里の後ろからショーツの中に手を入れて遊んでいる。
時折、美里は左手で口を押さえ、身体をビクン、ビクンと痙攣させている。
顔は俯いていて、見えなかった。
男性2人は、無言のまま美里に悪戯を続けている。
すると、美里は急に痙攣が激しくなり、ガクガクっと床に崩れ落ちた。
絶頂したのだ。
そして、2人の男性を見上げた時の美里は、正に恍惚として2人の男性に媚びている様だった。
そっと、美里の元へ向かう。
2人の男性に
“続きは、ホテルで”と指定のホテルへ向かうようにして貰い、美里を連れてレジに向かった。
そこでは、バイブを2本と看護師とOL風の衣装を買い、店を出た。
車に美里と戻ると、まだ、うっとりしている美里が、まだ息も整わないまま
「こんな中途半端では我慢出来ません、どこか。どこかで犯して下さい。お願いします…」
媚びた表情で訴えてきた。
私ももう、はち切れそうに立っていた。
だが、まだだ。
まだ、なのだ。
「美里は、はしたない娘だ。まだ、ご褒美はやれない。我慢しなさい」と、軽く嗜めて、車を走らせた。
助手席の美里は、しきりに脚を擦り合わせて、さっきの店より益々、恍惚とした顔で堪えていた。
次の目的地は、郊外にある、とある一軒家だ。
多分、そこには2人の男性が待っている。
先程の2人も合流して、4人揃う手筈なのだ。
暫く、車を走らせ件の一軒家に到着し、予め聞いていた番号に電話する。
「もしもし、今、到着しましたが、宜しいですか?」
私が尋ねると玄関から、1人現れ、手招きしている。
電話に出た男性も
「どうぞどうぞ、上がって来て下さい。お車は、黒の軽自動車の後ろへお願いします。」
言われた通り、車を止めて、美里と玄関を入り、奥のリビングへ向かう。
美里は、尋常ならざる表情になっていた。
頬も首も、紅潮し、口はうっすら開いている。
時折り、生唾を呑む音も聞こえていた。
美里も興奮しているのだ。
リビングの扉を開き
「遅くなりました、此方が美里です。どうぞ、お好きな様にレイプしてあげて下さい。勿論、避妊薬を飲んでますので、中で構いません。それと、サイトでも言いましたが、美里は、ビンタされるのも首を絞められながらも好きですが、怪我の無い様にだけお願いします。美里が泣いても、止めなくて大丈夫なので、存分にお楽しみ下さい。」
初めから、色めきだった男達だ。
そう告げて、彼らの前に美里を突き出すと我先にと、華奢な美里目掛けて、性獣が飛びかかっていった。
一応、美里に怪我をさせないように最低限の加減はしているのだが、たちまち、美里は泣き始めた。
美里は、男達に髪を引っ張られ顔を上げさせられるとビンタされ、首を締められ、身体を弄られた。
無理矢理なキスに美里は、舌を出すのを躊躇すると、再び、ビンタされ、首を絞められる。
やがて、先程のアダルトショップで美里に悪戯した2人も加わり、混沌とした強姦に発展した。
1人が美里の顔をビンタし、1人は美里の首を締め、1人はニットの中の小さな美里の乳房を弄り、1人はグレーの美里のスカートの中を弄っている。
それは、変わるがわる、自然と交代しながら延々と続けられていく様な錯覚を覚える。
美里は、もはや喘ぐのでは無く、嗚咽していた。
あの可愛いらしい美里の顔が、苦痛に歪み、男達の唾液と美里が流した涙と涎でびちゃびちゃになっている。
それでも、美里はやはり、根っからのドMなのだ。
被虐志向なのだ。
この状況の中でも、敏感な場所を刺激されれば、いつもより激しく痙攣し、涎を垂らし、見ず知らずの男達にさえ、恍惚とした媚びた顔を見せるのだ。
そして、口には出さないが
それは、”もっとビンタを!”
“もっと首絞めを!”
“もっと残虐を!”
訴え掛けて来ているのを男達は、分かっていた。
徐々に美里の衣服は剥ぎ取られ、全裸に剥かれ、やがて男達の唾液で美里の身体はベタベタになっている。
声にならない呻きを上げ、幾つもの同時に刺激されては痙攣を繰り返し、失禁し、絶頂を、繰り返しては美里はドンドン美しく見えた。
やがて、愛撫に飽きた男たちは、美里の性器に。口に。
と自らを埋め始めた。
最初の挿入だけで、美里は再び失禁し、一度、絶頂を迎えた。
美里の性器も口も変わるがわる、入れ替わり立ち替わり男達は愉しんでいる。
きっと、それ以上に美里は娯しんでいるのだ。
それが、わたしには良くわかった。
参加しない私を時折り、美里が見つめ、そう言ってるのが伝わるのだ。
凡そ、4時間半。
彼らが、満足するにはかなりの時間を要した。
事が一通り終わると男達は、以外にも紳士だった。
散々、顔をビンタし、首を絞め、レイプのような乱暴なセックスが目の前で繰り広げた事など無かった様に、皆んなが皆、美里に気遣い労っていた。
やがて、やっと立てる様になった美里を皆でシャワーへ運び、美里もシャワーを終えて、一休みの頃には、美里もすっかり談笑していた。
彼等の元を離れたのは、もう夜の7時を回っていた。
きっと美里も疲れたのだろう。
車に乗ると美里は直ぐに助手席で眠りに落ちた。
つづく
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