※投稿順を誤ってしまいました。古いレスから表示でお読みください。
お手数をおかけしてすみません。
かなり熱中していたらしい。
気づけば私は全裸で、脱ぎ捨てられた衣類と
「今度はタオル引かないとまずい」と思わせるシミがベッドシーツの上に残っていた。
チャットのログを見てみると、私もかなり興奮していたようだが、
相手も興奮してくれてたようだ。
満足感に浸っていると、相手のコメントが浮かび上がるように表示される。
「また、オナしちゃったね」
「本当はしたくてここに来てるんじゃないの??」
その通りだった。
しかし、自分がいやらしいことが大好きな変態な女だという事実を認めるのは嫌だった。
性=悪という幼いころから培ってきた“絶対の観念”が、それを許さない。
一方で、その事実を認めさせられたいという強い願望も持っていた。
この明瞭すぎる二律背反の感情は、人を好きになればなるほど私を苦しめたが、
常に勝つのは“絶対の観念”の方だった。
そして、どうやら今回も絶対王者に軍配があがったらしい。
私は自分を楽にしてくれるであろう異性を前にして(ネットではあるが)
「いや、話の流れでついオナしちゃっただけだから笑」
と意味不明な言い訳をしてしまった。
部屋主もこれにはコメントを返しかねたのか、少し沈黙したのち、
「えむこさんは素直じゃないね笑」としか返してこなかった。
私はこのコメントに対し「素直になりたい笑」と、
1分前の自分と矛盾する支離滅裂な発言をした後、
即座にその日のお礼を述べ、チャットルームから去っていった。
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