頭の中で、構想がまとまった。
「お風呂」
と、号令をかける。
食事中のM男くんが緊張した顔で、支度を始める。
彼女は、何が始まるのかも知らず、驚いた表情で彼を見ていた。
ダイニングから脱衣所へ移動した私に、
「失礼します」
と声をかけるM男が、手慣れた手付きで、私の服を脱がせて行く。
私は彼女に、
「よく見ておきなさい」
と優しく声をかける。
彼女は彼が、無駄の無い動きで私を裸にして行く様子に、驚嘆しているようだった。
手早く脱衣を完了した彼に、
「ご苦労さま」
と労うと、彼は
「ありがとうございます」
と、返事をした。
浴室に入ると、彼は浴槽のお湯を、手桶で掬い、私が湯加減を確認する。
私好みの温めのお湯に、
「良いわよ」
と言うと、汲んだお湯を丁寧に、私の身体にかけて行く。
私は当然のような顔で、一番風呂に浸かった。
私が浴槽に入るのを見届けた彼は、急いで服を脱ぎ始め、彼女に、
「君も脱いで」
と指図をした。
先に脱ぎ終えた彼は、急いで洗い場で身を清めると、私は浴槽を出て椅子に腰かけた。
彼は手慣れた手付きで私のメイクを落とし、私専用の入浴セットで身体を洗い始めた。
全身を撫でるように泡立ったソープが身体を包んで行く。
大事な部分も、指で丁寧に洗う彼に、私は表情を変えない。
真剣な顔で私の身体を洗う彼に、
「お上手ですよ」
と微笑みながら、彼を労った。
私に褒められて、彼の表情も弛む。
「ありがとうございます」
一仕事を終えた彼は、私の泡を洗い流すと、私の手を取って、再び私は浴槽に入った。
「どうだった?」
見ていた彼女に感想を尋ねると、
「凄くお綺麗でした」
と答えた。
私は失笑した。
「そうじゃなくて、彼の事。」
「これから貴女の子宮に射精する彼は、どうだったか?って事」
と訊き直した。
「素敵でした」
と答えた彼女。
自分の調教した男を褒められるのは、自分が褒められる以上に嬉しい。
私は洗い場で、自分の身体を洗っている彼に、
「アナタの事、素敵だって」
と言ったら、照れ臭そうに笑って、
「ありがとうございます」
と私に向かって言った。
彼女も、彼に排泄を見られたショックから立ち直ったみたいだったので、私は先に浴室を出た。
「お召し物は?」
と彼に訊かれて、
「今日は自分で着るから良いわ」
と答えた。
「それより彼女を、ちゃんと洗いなさいよ」
「私は臭いのとか、汚いのは大嫌いだから、彼女のお尻の穴を舐められるぐらい、キレイに洗っておきなさい」
と指示して、脱衣所を出た。
それから1時間ほど、二人は互いの身体を隅々まで洗い、私はリビングで寛ぎながら、エロサイトに文章を投稿していた。
つづく
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