「痛い、痛い、」
髪を掴まれた真奈美が喚く。
浴室に着いて、彼女を突き飛ばすと、よろけながら倒れたので、持ってきたバッグを彼女に投げつけた。
「痛いじゃない!」
「何すんのよ!」
下品な言葉で喚く真奈美を足蹴にしたり、髪を掴んで頬に平手打ちを浴びせる。
「いや、痛い!」
「誰か助けて!」
年下で、身体も彼女より小さな私に襲われて、狼狽している様子に興奮する。
つい熱くなりすぎて、腹に一蹴りしたら、急所に入って黙った。
抵抗できなくなった真奈美の手首に枷を装着し、両足をロープで巻いた。
「お願い、助けて」
「許して、」
さっきまで、他人に助けを求め、喚いていた彼女は、私に赦しを懇願してきた。
「何でも言う事をきく?」
と尋ねると、少し間を開けて頷いた。
(もうちょっと痛め付けた方が良さそう)
と思った私は、床に散乱していた責め具から、クリップを拾っては、彼女の弛んだ皮膚に挟んで行った。
一見すれば無造作に装着して見えるが、その箇所は人体の急所に近い場所。
リンパの流れを頭の中で考えながら、クリップをひとつ残らず付けた。
痛がっていた真奈美が苦しみ始めた頃合いを見て、末端のクリップから、弾くように外して行く。
時には捻り、時には引っ張り、真奈美の反応を観察しながら外した。
「ひぃ、いぃ、」
クリップを付けたり外したりする度、真奈美のかん高い呻き声が浴室に響いた。
痛みや苦しみと解放感を、交互に味わう真奈美は、徐々に甘く呻くようになった。
「あぁ、うぁ、んぅ、」
急所から外したクリップを、性感帯に付けて行く。
「痛ぁい、あん、」
顔を赤らめながら、恍惚とした表情で真奈美は悶える。
「気持ち良いの?」
と尋ねると、真奈美は顔を緩ませながら、
「痛いけど気持ち良い、」
と返事をした。
脚のロープを外して、私は真奈美の髪を掴んで、浴室に引っ張ってきた。
そして手にした深紅の低温蝋燭に火を点けて、彼女の身体に滴らせ始めた。
「熱い、熱い、」
高い位置から滴らせた低温の熱蝋は、身体や床に飛び散ると、直ぐに固まった。
血塗れになったような真奈美の肢体が、艶かしい。
火傷しない程度に低くしたり、足の裏や指、首筋、乳首周辺、股間に、正確に命中させると、痛快な気分になる。
持ってきた二本の蝋燭は、彼女に使い切ってしまった。
妹の美奈子にも使ってあげたかったが、次回にする事にした。
真奈美は、かなり弱っていたので、そのまま床に寝かせて、私は脱衣室に散らばった責め具をバッグにまとめた。
※元投稿はこちら >>