失禁した美奈子の排泄物の悪臭で、気分が悪くなった私は、身体の不自由な美奈子に後始末を命じて、下僕の彼に手伝うように命じ、一人でベランダに出た。
私が外の景色を眺めていると、黙ったまま掃除をしていた二人が、会話しているのが聞こえた。
どうやら、二人は同い年だったらしい。
学生時代に流行った曲や、テレビの話題を楽しそうにしていた。
二人とも年上だったと知ってしまったが、後には退けなかった。
今、この建物には私より年下はいない。
でも、彼は下僕で、今からその男と交尾する美奈子は、最下層の家畜。
私は、それを自分に言い聞かせながら、楽しそうに歓談する二人の間に割り込んだ。
「ずいぶん、仲良くなったみたいね?」
イヤミを込めた二人に微笑みかけた。
緊張した下僕とは対照的に、美奈子は満面の笑みで、
「はい、○○さんは、とても優しくて、」
と言った。
下僕は、私に無断で自己紹介までしていた。
私は俯いて目を反らす彼の顎を持ち上げ
「そうね、○○さんは優しいのよね?」
と、イヤミを込めて言った。
「すみませ、」
謝罪の言葉を遮るように、私は下僕の頬を平手打ちした。
滑り易い浴室の床に、下僕は膝から崩れ落ちた。
「オマエに名前など無いだろ?」
と恫喝すると、
「はい、姫様」
「私に名乗る名前はございません」
と下僕は答えた。
突然の事に、美奈子は動揺していた。
「ごめんなさい、あのぉ、姫様。私が悪いんです」
と、怯えながら美奈子は私に謝罪した。
「そう、じゃあ美奈子が一番悪いんだ」
と言って、彼女の頬に平手打ちしようとした瞬間、
「僕です、僕が一番悪い奴です」
と言って、下僕は彼女を庇った。
美奈子が金持ちだからか、彼女が可哀想な境遇だからかは知らないが、下僕が衝動的に吐いた言葉が私を奮わせた。
私は、道具箱から足枷を一組取り出すと、下僕に投げつけて、
「悪い○○さん、私の代わりに、これで美奈子を逆さ吊りにしてちょうだい?」
と言った。
下僕が躊躇っていたので
「貴方が自分から、悪い奴って言ったんじゃないの」
「それとも、私の命令になんか、従えないのかしら?」
と私は彼を追い詰めて行った。
(ここまでかな?)
と思っていたら、美奈子が自分で足枷を装着し始めた。
意外な展開に、私も内心では戸惑っていたが、私はクレーンのボタンを押して、ワイヤーを延ばすと、先端の金具を下僕に手渡した。
足首では抜け落ちて転落する危険があったので、膝上の太ももに巻き直させた。
「しっかり装着しないと、美奈子も怪我では済まないよ」
と私は下僕を脅した。
クレーンのワイヤーが巻き取られて行くと、美奈子の身体は床を引き摺られ、細い脚は膝を曲げた状態で吊り上がって行った。
完全にワイヤーが巻き取られ、宙吊りになった彼女の両腕を、手枷の金具で後ろ手に固定し、美奈子の身体は、髪の毛だけが床につく状態になった。
頭に血が上って、苦しそうな美奈子に、
「初めての逆さ吊りは、如何かしら?」
と訊ねたが、言葉を返せないほど苦しんでいたので、直ぐに床に降ろした。
失神する直前だった。
身体の不自由な美奈子には、激しすぎたようだった。
「本当に、だらしのない女」
心ない言葉で罵倒しながら、私の中の良心が、深く傷つけられて行った。
身体が不自由な女を加虐する特別な状況に、私の中の嗜虐心が暴走して、アソコから滴っていた女の汁で、太ももがヌルヌルするまでになっていた。
良心との葛藤が続いた。
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