浴室のクレーンが唸り、彼女の身体が吊り上がると、手枷が手首に食い込み、全体重がかかる。
「ウグゥ、」
苦悶の表情を浮かべる美奈子からは、気品ある面影も消えていた。
お尻を浮かせた彼女から、車イスを退かすと、下僕のM男が彼女のお尻を抱えながらキスをする。
私の中の僅かな嫉妬心に火を点ける。
そんな私を遠慮がちにチラチラ見ている美奈子と、私を挑発するように舌を絡ませて行く下僕が、私を興奮させる。
私は背後にまわり、首筋を舐めながら、延びきった両腕から乳房を上下に撫でて行く。
「はぁん、あぁん」
時おり、キスをしている口から美奈子の喘ぎ声が漏れる。
彼女の鳴き声が甘くなる度、私は乳首に爪を立てる。
「ィ、ヒィ、」
喘ぎと悲鳴が入り交じり、身を捩らせる姿が、実に官能的。
美奈子の指先が血色を失ったのを見て、私はクレーンを下げて行くと、壁に設置された手すりに、彼女を括りつけた。
壁を背もたれに座る美奈子に、下僕がバイブでイタズラする。
「あぁん、ダメぇ、ダメぇ、」
彼女の動かない脚がピクピクと反応する。
美奈子の性器を刺激している下僕と連携して、私は彼女の首筋から肋骨や骨盤、膝頭などにバイブで振動を与えた。
「いやぁん、やぁん、」
狂ったように悶える彼女に、耳元で私が囁く。
「はしたないわね」
「淫乱」
下僕の責めに悶える彼女を、容赦なく罵倒する。
「あぁ、ダメ、イク、ひ、イク、」
今にも失禁しそうな子供みたいに訴える彼女を責め立て、絶頂を向かえさせた。
「ひぃぃ、」
断末魔の声と共に脱力した彼女は、恍惚の表情を浮かべ、だらしなく開いた股間からは、便と尿を垂れ流していた。
浴室に彼女の失禁した排泄物の悪臭が充満する。
吐き気に堪え兼ねて、扉を前回にすると、背後で彼女が嗚咽を漏らした。
「ごめんなさい、ごめんなさい、」
大粒の涙を溢し、鼻水やヨダレを垂らす彼女からは、淑女の気品も失せていた。
床を汚した汚物をシャワーで洗い流す下僕から、私がシャワーヘッドを奪い取ると、冷水に切り替え、水流を強めて浴びせた。
「ゴボゴボ、ごめんなさい、ゴボゴボ、」
必死に謝る彼女の言葉を遮るように、シャワーの水が口から溢れ溺れる。
嗜虐を堪能した後、
「今、何て言ったの?」
と聞き返すと、息を切らした彼女は、何も答えられず、ただ涙を流していた。
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