別の日、別の人
いつものように、ショッピングを楽しんだ後、駅前の喫茶店に立ち寄った。
薄暗い店内で、数人のウエイトレスが、短いスカートで接客していた。
少し離れて座ってる彼に、
「ここでノーパンになって」
と命令した。
「ここで?ですか?」
と戸惑う彼に、私は微笑みながら頷いた。
躊躇いながらも、彼はウエイトレスの視線から隠れるようにズボンと白ブリーフ脱いだ。
「あの、すいません。コーヒーのオカワリをお願いします」
と私がウエイトレスに声をかけると、すぐにポットを持って、コーヒーを注ぎに来た。
男は慌てるように、脱いだズボンで前を隠し、彼女が立ち去るのを待っていた。
「キレイな人だったね?」
と、私が話しかけると、彼は少しスネた態度で、
「見ていませんでした」
と答え、辺りの様子を窺いながら、ズボンを履いた。
「アナタって、デカチンよね?」
からかうように、彼の股間を横目で見ると、男は慌てて中にしまおうとした。
「待ちなさい」
と命令すると、彼は手を止めた。
開いたファスナーから、男の大きなオチンチンが丸出しになっていた。
目の前の通路を、女性が通るたび、彼が両手でアソコを隠すと、私は
「隠れてないわよ?」
と言ってやった。
事実、彼の先端は、手のひらからこぼれ出ていて、傍らにいる私には丸見えだった。
顔を俯かせた彼が、
「恥ずかしい」
と、涙声で訴えて来た。
(なんて、可哀想なの)
細やかな罪悪感が、私の嗜虐心を燃やす。
私は手を延ばし、微笑みながら
「隠してあげる」
と言って、先端部分を覆った。
「あぁ、そんなぁ、」
と言いながら、彼は私の手を振りほどこうとしたが、
「見られても良いの?」
と問い詰めた。
抵抗を止めた彼の両手に、手を添えた私は、敏感な性器の感触を楽しんでいた。
先端から分泌された体液の匂いも漂う。
「臭いね」
と言うと、彼は涙目で私を睨み付けた。
暫く弄び、そろそろ危ないと思った私は、手を離して彼が脱ぎ捨てたブリーフを拾い上げ、股間に被せた。
周囲からは、遠慮がちに私達を見ている視線も感じていた。
彼がテーブルの下で、ズボンの中にオチンチンをしまうと、拭ったブリーフを自分のポケットに入れた。
テンションの上がった私は、
「ねぇ、気づかれたかも?見られたかも?」
と、意地悪く耳打ちした。
彼が返事もしないので
(怒ってるのかな?)
と思った私は、
「私の事を嫌いになったの?」
と、甘えるように訊ねてみた。
一瞬、考え込んだ彼は、微笑みを浮かべて
「大好きですよ」
と答えた。
私も笑顔で
「大好き」
と答えた。
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