《号泣そして感謝》
ご主人様の奴隷に心が染まっていく中、1つの葛藤がありました。
ご主人様にご満足いただけるよう、私を自由にお使いいただきたいと思う一方、
身体はSMプレイを強く求めてしまうのです。
私は、ご主人様の奴隷です。
ご主人様とお会いする日は、ご主人様のしたいようにしていただいて構いません。
お食事をするだけでも、お話をするだけでも、奴隷の心は満足します。
でも、奴隷の身体は満足しないのです。
ご主人様の奴隷となり半年が近づいた頃、私はお仕事の環境が変わり、疲れていました。
一方でご主人様もお仕事がお忙しく、お会いできたとしても1時間程の時もありました。
お仕事が終わり、ご主人様がいらっしゃるのを数時間お待ちし、
少しだけ会ってお話をして、終電で帰る、という日々が続いていました。
奴隷としては「お会いくださる」だけでも嬉しいのに、身体は満足せず、明らかに私は心身ともに疲れていました。
そして遂に、最悪な事態が訪れます。
その日もご主人様のお仕事終わりを待っていました。
身体も心もヘトヘトで、涙が自然と流れてくる、そんな精神状態でした。
ご主人様にお会いできるのが唯一の救いだったのに、その日はお会いすることができませんでした。
ご主人様もお疲れで、体調を崩していらっしゃるとのことでした。
本当は体調を気遣わないといけなかったのに、私はその時…。
奴隷の立場をわきまえない不躾な発言をしてしまいました。
当然、ご主人様はお怒りになりました。
私は本当に馬鹿でした。
明け方までずっと泣いていました。
「ご主人様に捨てられてしまうのではないか」と考え続けていました。
そして翌日、なんとかお仕事を終えた私は、ご主人様にお時間をいただけます。
お会いする前から既に涙が止まらない私。
ご主人様とお会いしても、泣き止むことはなく、過呼吸寸前に。
そんな私を、ご主人様は許してくださいました。
馬鹿で弱くて脆い私を、ご主人様は受け止めてくれました。
私は本当に幸せでした。
このご主人様の奴隷になれたことに感謝が尽きません。
そして次にお会いしたときに、なんとプレゼントをくださいます。
それは【トゥリング】です。
トゥリングには付ける足指に意味が込められています。
ご主人様は人差し指に常時つけるよう、仰いました。
人差し指は「奴隷」という意味が込められるそうです。
足の人差し指にさりげなく光る、トゥリング。
このプレゼントは、私にとって最高のものとなりました。
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