「私のこと好き?」
暗がりで尻を撫でながら男に尋ねた。
「はい、好きです」
と、男は小さな声で答えた。
「よく聞こえないなぁ」
と言うと、私は彼の背中に覆い被さり、彼のYシャツの上から胸を撫でた。
更に身体から熱を発しているのが、密着している手や胸にも伝わる。
私は彼の背中に体重を乗せ、耳元に口を近づけて
「ねぇ、好きなの?」
と意地悪く訊ねた。
不自然に屈んだ彼は、必死に金網を掴んで、
「好きです。」
「姫様が大好きです。」
と答えた。
彼の言葉が嬉しかった。
ヤキモチをやくところも好き。
なのに、
それなのに、
彼を思う気持ちが募るほど、私の意地悪な気持ちが疼いてしまう。
シャツの上から撫でていた彼の乳首を摘まんだ。
「あぁ、」
悩ましげな声で喘ぐので、乳首に爪を立ててみた。
「イッ、」
と、一瞬(痛い)と言いかけたので、
「痛かった?」
と訊ねると、彼は息を切らしながら
「いいえ、気持ち良いです」
と答えた。
「ホントに?」
と聞き返しながら、私は爪を彼の乳首に深く食い込ませて行った。
「あぁ、うぐぅ、」
まるでケモノのように呻きだすM男。
シャツは汗でベタベタになり、オス臭い匂いも漂っていた。
もう耳も真っ赤に染まっている。
片方の手を、彼の股間に延ばすと、ズボンの中で膨脹しているのが分かった。
「すごぉい」
「こんなに大きくなってるぅ」
嘲笑するようにイジメると、
「恥ずかしい、」
と言って、彼は身を捩った。
(かわいい)
と言う気持ちが募ってしまう。
でも、そんな気持ちと裏腹に、私の意地悪がエスカレートして行く。
「ひ、姫様の手が、」
ズボンの上からでもオチンチンが硬く発熱しているのが、私の手にも伝わる。
「このチンポ野郎!」
と口汚く罵り、握り潰すようにチカラを込める。
「うぉ、あぁ、」
金網を倒してしまいそうなぐらい、暴れる様子に、恐怖心すら感じたものの、私の中の悪魔が
(男を壊してしまえ)
と囁く。
すると呻き続けていた男は、微かに残された理性で
「イキたい」
と人間の言葉を発した。
(まだ壊れていない)
と言う安堵と、
(このまま壊してしまいたい)
と言う欲望で、私の心は葛藤した。
(本人がイキたいと言うのだから)
という言い訳が過り、私は彼のズボンのベルトを外し、引きずり下ろした。
男は私の命令通りの白ブリーフを履いていて、薄暗い中でも白さが浮かび出ていた。
その一枚を躊躇いなく下ろすと、チンポ臭が漂い、私の女の欲望にも火をつけた。
私が膨脹したオチンチンを握ると、彼の手が上から添えられ、私の手は今にも暴発しそうな肉棒から、離れられなくなった。
男の急所とも呼ばれる敏感な部分なのに、彼は激しく乱暴に、擦らせた。
「あぁ、あぁん、」
まるでメスのように喘ぐ声が、私の胸や下腹部の奥を疼かせた。
(良い声)
ヤケドしそうに熱かった手の事を忘れるぐらい、甘美な声で鳴く彼の喘ぎに、私のアソコまで熱くなった。
「あぁ、イキそう、イキそう、」
と呻く男に
「イキなさい」
と声をかけると、一段と擦る動きが早まり、
「イッ、」
と言って、彼は崩れるように倒れた。
お尻を丸出しで、うつ伏せの彼に、言い様の無い愛しさを覚え、私は地面に膝まづくと、膝枕をするように頭を抱えると、彼の顔をハンカチで拭った。
大量に分泌された汗や涙やヨダレで、ハンカチは直ぐにベトベトになった。
まだ汗まみれの彼に、風邪をひかせない為に、何か拭くものをと考えた私は、ゆっくりと彼の頭を地面に下ろし、立ち上がって、自分のパンツを脱いだ。
私は、そのパンツで彼の身体の汗と、汚れたお尻やオチンチンを丁寧に拭いてあげた。
時おり雑草が、私のアソコをチクチク撫でたが、彼には気づかれないように、平然として見せた。
汚れたパンツとハンカチは、彼へのプレゼント。
彼は洗って返すと言ったが、
「記念にあげる」
と言ったら、凄く嬉しそうな笑顔で、喜んでくれた。
マンションの部屋まで荷物を持ってきた彼が、クルマに乗って帰るまで、マンションの通路から見送った。
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