「この変態!」
愛想笑いを浮かべる男の顔に、ツバを吐きかけた。
虐げられた悦びに興奮している様子だった。
「このスケベ!」
と罵り、腹や尻を蹴り上げた。
「ウッ、アッ、」
と、苦悶の声をあげながら苦しむ男の様子が、私のS心を高揚させる。
生ゴミ臭い路地裏に這いつくばる男の顔を踏みつけ、靴の裏を舐めさせた。
男は舌を伸ばして、靴の裏を舐め始めると、靴底を伝わって、足の裏を舐められているような錯覚を覚えた。
その時、飲食店の店員らしき男が、店の裏口から出てきて、私と目が合った。
驚いた様子の店員に、
「この人、酔っぱらって、倒れちゃったんです」
と言い訳をしたら、
「大丈夫ですか?」
「近くの病院に行きますか?」
と言われ、
「大丈夫です」
「もう歩けますよね?」
と言って、私は男の腕を掴んで起こすと、その場を逃げるように出た。
酔っ払いの行き交う雑踏の中、髪や服も汚れた男は、しばらく興奮していて、話もできない様子だった。
その場で別れた後、帰宅してから男のメールが届いた。
社会人らしいお礼の言葉に続いて、M男らしい私を称賛する言葉が並んでいた。
男はよく、私を観察していた。
服装や言葉使いに至るまで、読むのが恥ずかしくなるほど、並んだ誉め言葉が嬉しかった。
その後、まだ再会は果たせていないが、その間に奥さんと痴漢プレイをするように薦めた。
男は実行したら報告すると私に約束してきた。
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