助手席側のドアのところに立つと
私の方に向いて下さることもなく
『なんだ、オマエは』と、
目も合わせては下さらないまま問われます
私は、辺りを気にしながらうつ向き
『はしたないM女(おんな)です』と答えました
声が上ずり身が震えます
チラとだけ私の方を向いてくださり
深いため息
私はうつ向くままなにもできませんでした
答えを間違えたのでしょうか
ご用意した支度がお気に障ったのでしょうか
それとも、全否定
優れた容姿でもないです
素晴らしい躰でもないです
頭が良いわけでも
センスがあるわけでも
困惑する私に
『厭らしい躰つきだな』と
そして一言
『乗りなさい』と
私は、お礼の言葉と一緒に車に乗せていただきました
車の中は、
煙草と普段付けていらっしゃるのであろう
すこし甘く爽やかな香り
好きだとおしゃっていた曲のBGM
クラクラします
『見せなさい』
静かにそう言われ、
聞き返してしまいました
戸惑いではなく、聞き取れなかったのです
半身を向け聞き返す私に
苛立つように向き返られると
そのままそこに主張し続ける乳首の左を強く抓りあげられ
『捲れと言った』と叱責をいただいてしまいました
私はあわててそれを露にするように
トップスとスカートを捲り、脚を開きました
まだ、停車したままの車の前を人が通ります
恥ずかしさに身を震わせていると
『ヘンタイだな』と、
そう一言お声をかけてくださると
そのままギアをシフトさせ駅をあとにしました
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