いつもご拝読して頂き、ありがとうございます。
今回は、とても不思議な体験をした時の事を、書かせて頂きます。
それは紅葉も始まり、肌寒くなった初冬のある日の事。私はその日も
会長さんのお屋敷で、男根を貪り、、秘部を突き上げられながら、
愛液と精液の中を溺れるように漂い、、、快楽の中に身を投じていました、、。
強烈な絶頂感の後、、痙攣が収まらない身体を布団に横たえ、その余韻に
浸っていました。しばらくして会長さんが、、
「来週は、予定が空いているかね?」
「はい、、、今のところ特には何もありません、、。」
「そうか。ではひとつ頼まれて貰いたい事があってな。それは、、、」
その話は、会長さんには古くからのご友人が居て、その方は若い時から
海外の、特に南米の原住民族の生活や、習慣、、文化などを調査・研究をなさっていて、
その調査の過程で病気になり、残念ながら数年前に亡くなられたそうです。
ですが、その研究を息子さんが引き継ぎ、今も行っていて、その活動を
会長さんも支援なさっているそうです。
その息子さんが日本に帰って来てて、会長さんに相談事を持ちかけて来たそうです。
「そこで貴女にも、協力してもらいたい。私も詳細は聞かされていないのだが、
どうしても1人の女性の協力が必要だと言われてな。とにかく話だけでも
聞いて来てはくれないか。」
南米の原住民の調査・・・・そんな事に私が、どう強力出来るのか、、
全く理解が出来ませんでしたが、会長さんの頼みです。当然断れる訳も無く、
「はい。分かりました。」と答え、その日は帰りました。
翌週、私は指示された町の、大きなホテルのラウンジに居ました。
平日の午前中と言う事もあり、お客さんはまばらで、私は1人で紅茶を飲みながら
ただ、待っているしかありませんでした。
しばらくすると、1人の女性が私の所に来て、
「失礼ですが、ここで待っているように言われた方ですか?」と話しかけて来ました。
その女性は、30代半ばで化粧気も無く、浅黒い顔で髪型も後ろに束ねているだけ。
体つきも女性にしてはガッチリとしていて、体育会系の感じがしました。
「あ、はい。私は、、、」と自己紹介をしようとしたら、
「あ!名乗らないでください。私達も素性は明かしませんので。」
そう言われ、怪訝そうにしている私を見て、
「不快に思われるのは当然です。ですが、これは双方の為でもあるのです。どうか
ご了承して下さい。」そして、
「ご案内しまう。どうぞこちらへ。」
その女性に付いてホテルのエレベータを上がり、部屋の間に着くと、カードキーで
解錠してドアを開き、
「どうぞ。」とだけ言うと、私を部屋に招き入れました。
そこには、ヒゲ面の大柄な男性が立っていました。年齢的には私と同じくらいでしょうか、、。
やはり、浅黒く、笑みを浮かべた顔には、深いシワが刻まれています。
「申し訳ありません。さぞ不愉快な気分でしょう。まずその事はお詫びします。」
とその男性は、深々と頭を下げ、、
「では、こちらにお座り下さい。お話を始めますので。」
窓際の小さいテーブルに椅子が二つ、、私とその男性が向かい合って座り、女性は男性の斜め後ろに
立っています。そしてその小さなテーブルの上に何冊ものファイルを出して、
「ご覧になって下さい。」と言われ、その一番上のファイルを手に取って開きました。
そこには国・地名・座標・種族名・人数・そこまでのルート等々、、事細かに記載されていて、
写真も数多く載せられていました。
「叔父様から多少は聞いていると思いますが、私達は彼らの事を父の代からずっと調査と研究を
続けて来ています。時には1年以上も、彼らと生活を共にする事もあります。」
余りにも自分の世界とは、かけ離れていて、ただ漠然と凄い、、、としか感じられませんでした。
そして、その男性が言うには、ある種族との生活の中で、彼らが行う儀式に立ち会える機会を得たそうです。
それまでにも、他の種族の儀式にも立ち会った事があったそうですが、その種族の儀式は、とても
神秘的で不思議な体験だったそうです。儀式には、色んな意味の物があるそうで、
その儀式は、彼らの全能の神に捧げる儀式だったそうです。
当然、そんな神聖な儀式を写真に撮るなんて事は出来ず、何とか出来たのは
その時の音を録音するのが精一杯だったと、その男性は話して、
「その時のがコレです。」と言って、小さな傷だらけの銀の箱を取り出し、
小さなスピーカーに繋いで、再生しました。
そこから流れて来る音は、いかにも隠して録った感があり、雑音混じりでしたが、
何とも不思議な音で、、ブォ~と何かを吹くような音や、何かを叩く音、、
人々の祈りのような声が聞こえてきます、、、そして、その音や声が段々激しさをまして、、
男性の叫ぶ声、、、女性の奇声、、、それを小さなスピーカーで聞いているだけの私でさえ
何か、不思議な高揚感、、、あるいは興奮を感じ、心臓が高鳴っていきました、、。
これから、どうなるのか、、、と思ったらスイッチが切られ、部屋には静けさが戻りました。
シーンとした部屋の中で、私の心臓の音だけが響いているように感じ、
私は胸元を手で覆いました。そして男性は、、
「この時感じた不思議な感覚を、私達は何とか再現出来ないものかと、散々2人で試してみました、が、、
どうしても、2人では再現出来ないのです。」
「そして叔父様にお願いして、協力者を探して欲しいと頼みました。」
聞いた音の興奮が未だ冷めやらず、私は少し放心したまま男性の話を聞いていました。
「いかがでしょう。強力願えませんか?」
「私に、、なんの知識の無い私が、どう協力できるというのでしょう?」
「貴女は何も知らなくて良い。ただ、私達の言うとおりに儀式に参加して頂ければ良いのです。」
「儀式に?、、、なにをするのですか、、、?」
「、、、神への生贄になってもらいます。」
いけにえ、、、生贄って、、、最後は殺されてしまうんじゃないの、、、?
血の気が引いて、今直ぐこの場から逃げ出したい、、そんな思いが頭をよぎりました。
「本来、生贄とされるのは処女の女性なのですが、それは無理ですので、、。」
と、まるで普通の事のように話す男性の会話に、先程から黙っていた女性が
話に割って入って来ました。
「ちょっと、生贄だの処女だのと言ったら、怖がってしまうでしょ?この人は私達と違って一般の人なのよ。」
「あ、スマンスマン。話を急ぎ過ぎた。いや、失礼しました。」
「生贄といっても、身体を傷つけたりしないの。ちょっとボディーペイントみたいな事はするけど
暴力的な事はないから、それは安心して下さい。」
女性の説明に、一瞬恐怖で強張った身体から、力が抜けて行きました、。
「あの、、ご協力はするとして、、、なぜ素性を明かされないのですか?」
という私の問いに、
「その質問にはお答え出来ません。ただ、お互いの為なのです。そこは黙認して頂きたい。」
「・・・・」
「では、ご協力して頂けるとして、明日、早速行いたいのですが。」
「明日、、、ですか? 一応大丈夫ですけど、、、」
「では明日。細かい事は妻からしてもらいます。ご足労ありがとうございました。」
そういって、男性は立ちあがると、また深々と頭を下げました。
部屋を出て、元の一階のラウンジで、女性から説明を受け、、
場所は会長さんのお屋敷、来る前にシャワーを浴びて来る事、化粧はしない、
身体に痕が付く下着類は着けて来ない、食事をして来ない、前日から性行為はしない、
時間は午前9時半、、等を言われ、
「今日はそのまま帰宅して下さい。叔父様にはこちらから連絡を入れておきます。
貴女からの連絡は不要です。先ほど言ったことは厳守して下さい。」
帰宅し、家の事をしながら、私は複雑な気持ちでした。
今回は、期待感よりも不安の方が、遥かに大きく、、、明日はいったい
何が起きるのだろう、、、と考えても答えなどで無い、思考が頭の中を
駆け巡るだけでした。
そして、、、翌日、、。
長くなってしまったので、続きはまた、、、、。
由希江
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