「…か……さ……薫さん」
目を開けると、そこには先生の顔があった。
あれ…
私こんな所で寝て……んー?
綺麗な目だなぁ…
ぼーっと先生の顔を見つめてた。
「…まだ足りないんですか」
スッと目を細め、長い指で私の頬をなぞる。
「足りない…?」
さて、この人は何を言ってるのかしら??
「セックスが、です。物欲しそうな目をしてますよ?」
「せっ…あっ!!!」
一瞬にして頭が覚醒した。
「何度もイカせたはずでしたが、まだ足りなかったんですかねぇ…」
私の髪をなでながら少し申し訳なさそうに言った。
「何を言って…イタッ!」
体を起こそうとしたら、腰やら関節やらがバキバキになってる事に気がついた。
「あぁ、薫さんが何度も『もっと犯して…』と可愛くおねだりするので、少々頑張りすぎました」
なにーーっっ!!!!
「そんな事言ってないしっ!!」
「言いました」
ニヤニヤするでもなく、至って真面目な表情で私を立ち上がらせ、近くのピアノの椅子に座らせてくれた。
「神聖なレッスンを汚したお仕置きのはずだったんですが…」
床に座った先生が、私の腰に腕を回しグッと抱き寄せる。
「僕の方が罠にかかってしまったようです」
「先生…?」
はぁ…と切なそうにため息をついた。
熱っぽい、艶っぽい目で私を見つめる先生…
「あなたを犯したくてしょうがない」
「…?!センセ……んっ!」
頭を引っ張られ口づけされた。
「んんっ…!」
私が逃げないように、拒めないように、両手で両頬を挟み、深く深く舌を絡ませる。
チュ…ジュル…
こんなにも私を…犯したいほどに欲情してくれてる…
気づくと、私も先生の舌を、唾液をむさぼってた。
※元投稿はこちら >>