久しぶりに言い争う声を聞いた。
あの野郎は、この部屋から俺を出したがっている。
そのくせ、直接は言いに来やがらない。
いつだって、向ける矛先は、あいつばかりだ。
あいつは、必死に俺をかばう。
時には、あの野郎に向かって、怒鳴ることもある。
最後は、必ずあの野郎が負ける。
勝手にしろ!
その捨て台詞を何度聞いたことか。
おかしくて、腹から笑いが込み上げてくる。
勝手にやってろ。俺には、関係ない。
すっかり、夜には、寝る癖がついた。
じゃないと、あいつを玩具にして、泣かすことができない。
それまでは、昼と夜が逆転していた。
季節が、いつかさえわからなかった。
雨が降ると喜んだ。
日の光を眺めただけで、息が苦しくなってならなかった。
今は、季節もわかる。
朝日を拝んでも、恐れることはない。
朝になって、あの野郎が出て行ってしまえば、俺とあいつだけの世界になる。
洗濯をして、掃除をして、一通りそれなりの家事をこなしてから、最後に俺の朝飯の仕度をする。
それが終わると、この部屋に起こしにやって来る。
物言わず、布団の中に頭を入れてきて、そっとパンツを下ろしてから、口の中に入れていく。
口にしながら、自分で下着とスカートを脱いでしまう。
かまってやらなければ、いつまででも舐めている。
逝かせるつもりはないから、漫然と舐めているだけだ。
それでも、とても大事そうに舐めてはいる。
いつまでもやらないと、我慢できずにベッドの上に上がってくる。
足の間に体を入れてきて、それこそ熱心に舌を使うようになる。
頬ずりまでして、可愛がってもらおうと必死だ。
尻を握ってやったら、ご褒美のサイン。
あいつは、口にしたまま体の向きを変え、俺の顔を跨いでくる。
尻を落として、ビチャビチャになってるマンコを、顔の上に落としてくる。
小さく尻を揺すりながら、マン汁を俺の顔中になすりつける。
もの凄い匂いがする。
だが、その匂いさえも、俺には、心地よくてならない。
ずっと濡れたマンコを、顔に擦りつけている。
耳の辺りまで濡れた頃になって、尻をぴしゃりと叩いてやる。
また、体の向きを変えて、今度は、舌を伸ばして、汚れた俺の顔を清めていく。
はあはあ、と生暖かい息づかいを顔中に浴びて、得も言われぬ心地よさに、アレは馬鹿みたいに堅くなる。
鼻の穴や、耳の中まで舐めてくれる。
舐めさせたまま、あてがって入れてやる。
声を出したりしたら、二度とやらない。
それがわかっているから、あいつは、必死に声を殺す。
尻を掴んで、下から軽く突き上げてやると、俺の肩を掴むあいつの手に力がこもる。
いっそう舌を伸ばして、舐める舌の先にも力が込められる。
ずっと、目は閉じたままだ。
すぐ目と鼻の先に、あいつの可愛らしい顔がある。
喘いでいるよりも、何かに堪えているときの顔の方が、ずっとあいつは可愛らしい。
唇には、しっかりと、どぎついルージュ。
アイラインも引いて、この頃は、ツケマなんかも選んでるらしい。
素でも十分気に入っている。
でも、それをあいつには言わない。
俺のために化粧をする。
可愛がってもらうために、一生懸命顔を作る。
それが、あいつには、スイッチになるのを知っているからだ。
見事に、二つの顔を使い分けている。
でも、時々二つの顔が同居する。
飯を腹一杯食ったりすると、あいつは嬉しそうに別の顔を見せることがある。
裸で、首には、縄まで付けられているというのに。
柔らかい尻を握りしめて、激しく突き上げるのは、ほんの数分だ。
すぐに小便がしたくなって、あいつの頭を押し下げる。
わかってるあいつは、深く呑みこんで、唇を堅く絞める。
ゆっくり吐き出してやると、喉を鳴らしながら、飲み込んでいく。
だいぶうまくなって、こぼさなくもなった。
昔は、こぼす度に頬を叩いていた。
出し切ってしまえば、萎んでいく。
不思議な生理現象だ。
あいつは、それを惜しんで、いつまでも口から離そうとしない。
しばらくさせていると、またでかくなる。
あいつに突っ込んで、胸に抱えたまま、階段を下りていく。
軽いから、なんの苦にもならない。
下に降りると、テーブルの上には、俺のメシが並べてある。
口移しで、あいつに食わせてもらう。
何度も噛んで、ゲル状になったものが、口の中に流し込まれる。
素直に飲まなくて、また、あいつの口の中に戻したり、俺の口の中に移させたり。
俺たちの間に、ほとんど会話はない。
楽しい食事、なんてものは、考えたこともない。
だが、これが俺たちには、楽しくてならない食事なのだ。
最後のコーヒーを口移しで飲ませてもらい、ようやく、朝の食事が終わる。
半立ちのままで、まだ入ったままだ。
「今日は、逆さ吊りにして、引っぱたくからな。」
可愛けりゃ、可愛いほど、こいつを誰にも奪われたくない気持ちが強くなる。
奪われないためには、こいつを俺の手で責め殺してしまえばいい。
マジで、そう思う。
あいつは、俺の耳元で、「うん・・・。」と、小さな声で囁くだけだ。
たぶん、こいつには、俺の気持ちがわかっている。
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