2013/12/30 20:15:40
(SA/a3OE9)
私と並んでいる店員さんは、私の顔を見上げ、引きつった笑顔で私に挨拶をして逃げるように、その場を離れました。
彼女はショップの店員になるくらいなので、きっと自分のスタイルや容姿に自信を持っていたはずでしたが、中途半端な読者モデルとは違い、本格的なショーモデルの様なスタイルの私と比較されたことにショックを受けている様子でした。
私が店内を見回すと、他の店員さんが着ている洋服は全て、先程私が試着したものでした。
決して女性らしい容姿ではないヒロは、きっとショップの店員さんに恨みがあるのかもしれないと、私は思いました。
私がヒロの方を見ると、彼女も気が済んだのか、私を手招きしていました。
私は、スカートの中が見えないように、ゆっくりとヒロに向かって歩いていると、お客さんが私に話しかけてきました。
私をショップの店員さんと勘違いした様子でした。
私が、困っていると先程の小学生店員じゃない店員さんがやって来て、お客さんの対応を私と代わってくれました。
私が、そのショップを出るとヒロが嬉しそうな表情でやって来て、私にコートとバッグを返してくれました。
その後は、ファッションビルの中をノーパンのまま、隈なく一人で歩かされました。
ヒロは、少し離れて私を付けてくる感じで、時々私に近付いて、すれ違った人達のリアクションを囁いてきました。
ヒロの囁く内容は、私を辱める内容ばかりでしたが、確実にスカートの中が見られるエスカレーターでは、私のすぐ後ろに立って覗かれない様にカバーしてくれました。
一通り店内を廻り、駐車場に戻った時は、余りにも色んな事を体験したので、私はぐったりして、助手席のシートに倒れこんでしまいました。
私は、目を開けていると、天井が回って見えるので目を閉じていると、耳が聞こえなくなってきました。
そして、気が付くと私は、車の中で眠っていました。
目を覚ますと、私の膝の上には、コートが掛けられていて、隣にヒロがいました。
私が起き上がると、そこはヒロと待ち合わせをした駅のロータリーでした。
時計を見ると、時間は0時を過ぎていました。
ヒロは、気絶して寝ている私を何時間もの間、見守っていてくれました。
目を覚ました私に、ヒロは優しく話しかけてくれました。
私に色々なことをさせたので、ヒロは私が嫌いになったのか、気にしていました。
私は、ヒロにキスをした後、大好きだとヒロに自分の気持ちを伝え、これからも逢いたいと言いました。
ヒロは大喜びし、私を大切にすると言ってくれました。
本当の男と女では、こんなに素直に気持ちを伝えることが出来なかったかもしれません。
ヒロは、私の体調を気遣ってくれて、今日はこれで帰ると言い、次の休みにまた会う約束をして車を降りて行きました。
私も車を降り、路上でヒロに抱きつき、今日一日でしたキスの中で、一番長く、一番濃厚なキスをしました。
こんな拙い文章を最後まで、読んで頂いて嬉しいです。
ありがとうございました。