ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2005/09/06 22:24:01 (DSiAd9lU)
親戚のおばさんの紹介で、見合いをした相手とやっと念願の所帯が持てたのは、私が32才になったその年の春でした。それまで彼女すら出来た事もなく、何度見合いをしても即断られる事ばかりだった私の結婚に、両親や親戚一同驚き、そして大喜びしたのは言うまでもありませんが、誰より一番驚いたのはこの私でした。断られて当然の心構えしかなかっただけに、トントン拍子に話が進み、突然のように突入した甘い新婚生活に私は戸惑いを隠せませんでした。4才年下の妻は、今時の派手な女性とは逆でかなり地味めというかおとなしいタイプの女で、化粧気もなく、お洒落気もなくて決して美人とは言えませんが、顔立ちが崩れている訳でもないので化粧をして綺麗に着飾ったらそこそこ良い女なのに妻自身がまったくその気もないみたいで、いつも殆んどノーメイクGハ゜ンにTシャツの姿でした。私はたまには女らしく今風のスカートなんか着たらいいのにと思うのは、昔劇団に入って舞台を踏んでいたという妻はスタイルがとても良く、胸がわりと大きいわりに細身で脚も綺麗なのでミニとか穿いても似合うだろうと言ってみた事が、三十路に入ってまでミニはないと笑うだけだった。
こんな私達夫婦だが、こんな私と一緒になってくれた妻を私はいつも感謝し、妻も私が自分の命だとまで言ってくれて、まだ子供が出来ないふたりの生活は2年経った時も恥ずかしい位ラブラブな毎日を続いていたのでした。
そんな時、中学からの同級生で、卒業後ヤクザの世界に憧れ家を飛び出し、そのまま長い間地元を離れていた哲也が突然私に電話がしてきました。

『よかった、よかったやっとつかまった。随分あっちこっち電話して探したんやぞ。』
『あぁっ‥そぅ、結婚して電話番号変わってしまったから、ハハハ‥ゴメンゴメン』
『ぉっ、なんやお前結婚したんか、なんや水臭いの、知ってたら祝いもバーンとしたったのに、今はチョッと無理な状況になってしまったけど、まぁまたその内にな、そんな事よりお前にまたチョッと力貸して欲しいんやけど聞いてくれるか‥』
『それはチョッと‥
それはヤッパリウチのに一度聞いてみらんと‥こればっかりはいくら哲ちゃんの頼みでも ‥哲ちゃんが困ってるのはよう分かる、分かるけど‥ウーン、哲ちゃん、そんなこと‥』
悪い予感がした通り、同級生の哲也からの突然の電話は私を悩ませるものだった。
 
レスはありません。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。