(無題)

夫を仕事に送り出し家事を済ませると隣家へ赴きます…先日、奥様を亡くされ一人暮らしとなったお爺ちゃんの世話をするためでしたが、私にとっても密かな楽しみになっていました。

私たち夫婦は結婚当初社宅のマンションで暮らしていましたが、夫の転勤を期にマイホームを手に入れてこの町に引っ越してきました。
初めての土地で右も左も分からなかった私たちを何かと助けてくれたのが隣家の老夫婦だったのです。
ご夫婦には子供さんがおらず、私たちを息子夫婦のように思ってくれてるようで、私たちも感謝をしていました。

とても明るいお爺ちゃんでしたが、仲の良いご夫婦だっただけに奥様を亡くされたショックが大きいようで、家に引きこもりがちになってしまい、そんなお爺ちゃんを心配した夫と相談した結果、私がお世話をするようになったわけです。


初めにも書きましたが、お爺ちゃんのお世話が密かな楽しみになった理由は、お爺ちゃんの認知症でした。
前々から亡くなられた奥様から聞かされてはいましたが、奥様の死をきっかけに酷くなってしまったようで、私を奥様と間違えることもしばしば起こるようになったのです。
私を奥様の名前で呼ぶことは勿論、先日は台所に立った私の背後から抱きついて身体を弄るなど…
お爺ちゃんからのボディタッチは、このところレス状態だった私にはとても刺激的だったのだす。
しかもボケている間の事を正気に戻ったお爺ちゃんは、全く覚えておらず、つまり私が奥様になりきりお爺ちゃんと何があったとしても誰にも知られる心配はないのです…何があってもです。

けれどお爺ちゃんの認知症は演技でした。
引っ越ししてきた頃から私に対して邪な下心を持っていたお爺ちゃんか奥様か亡くなった事をいいことに私を罠に嵌めたのでした…


短文描写ナシはNGで、中~長文希望。
まずは相談からお願いします。