イメプレ

私は、晋一とは会社の同期入社で非常に仲が良く、お互いの家を行き来しては週末になると一緒に食事をすることが多かった。

高校からの腐れ縁で、大学はおろか入社した会社まで一緒という、傍から見れば少し気持ち悪いくらい関係が深かった。
当然、学生時代から、異性の話は良くしていたし、ダブルデートもたまには、あった。

食事が終わった後、男たちがお互いの妻を説得する形で、強引に押し切った。

元々、私たち夫婦は性に積極的で、色々と夫婦の間で工夫を凝らして楽しんでいたし、晋一のワイフの真波のことも
一度でいいから抱いてみたいと思っていたので一番積極的だったのは私だろうか。

お互いの夫婦の間でルールを決めれば、男女の関係のことだから、という事で簡単な約束事を確認しただけで、二組の夫婦のお互いのパートナーを交換するという
スワッピングの関係が始まった。


私は、翌日、さっそく真波をシティホテルに呼び出した。

『今日から、よろしくお願いしますね。
お互いの夫婦の関係がさらに良くなるような、スパイス的な役割を担えればと思っています。』

あくまで、お互いの旦那様や妻を大事にしながら、ということを前提に関係を築いていきたいと言った。

『割り切った関係だし、家人の目を気にすることもないから、
大人の関係を愉しみましょう。』

そういって、真波を引き寄せキスをした。


【こんばんは、初めまして。

受け身傾向の真波さんを、私好みの女性にしていきたいです。】

私は一瞬、目を丸くして藤原さんの顔を見つめた。
私は、藤原さんの胸に手を置き、軽く押し返すふりをして体を寄せ、耳元で囁くように言った。
『…ふふ、積極的ですね。あなたこそ、昨日から待ちきれなかったんでしょう？』
そう言いながら、私はシャツのボタンを一つずつ外し始め、唇を首筋に這わせました。キスは最初は優しく、探るようにだったが、徐々に熱を帯びて深くなっていく。息が少し乱れ、ホテルルームの空気が一気に甘く重いものに変わった。