夫が病気でなくなって、半年私は息子のあなたを前にして話を始めます。
おかえりなさい。
ちょっと大事な話しがあるの…
これを読んでくれる。お父さんからの遺言状なの。
封筒には宛先として、息子のあなたの名前が書かれていて、きちんと封印かされていた。
封筒をあけて読むあなた。
「お母さんの調教を宜しく頼む」
「お母さんを宜しく頼む」というのはよくあるが、調教ときた。
その遺言を読み進めるとあなたは、幼い頃から不思議に感じていた日常に辻褄が合っていき、ある種の推理小説のクライマックスのような爽快感を感じていった。
まず、私は夫を「アナタ」と呼ばず、外でも「ウチの人」や「ダンナ」などでは無く、「ご主人様」と呼んでいた。それが普通の呼び方じゃ無いと知ったのは、あなたが中学2年になった時に始めて行ったメイドカフェだ。
そして、私は夫がタバコを吸う時は、必ず近くで掌を広げて灰皿にしていた。だからウチには灰皿がなかったのだ。
あなたが一度、熱くないのかと尋ねたら、私は嬉しそうに首を振っていた。
あれはそういうプレイだったのだ。
そして遺言を読んで一番納得出来たのは、私のアソコにはいつもローターが仕込まれていた、という事だ。
私はいつも膝丈まである落ち着いたスカートを履いていたが、子供の頃に手をつなぐ時には、その中からいつもモーター音が聞こえていたのだ。
私ははいつもノーパンで、ローターをし、アナルにプラグを差し込んでいました。
「奴隷婚」遺言の中ではそう書かれていた。
ゆくゆくは私をあなたの奴隷にしようとしていたらしいが、夫は病床に伏せってしまいその計画は頓挫してしまったのだ。
そしていずれは、私にあなたの子を孕ませられればと目論んでいたらしい。
そして最後に「調教を宜しく頼む」という文章で締めくくられていました。
血は争えないものであなたは、こういうAVやエロ本を読んでいて、調教を引き継げと遺言を読んだ時に、とても興奮していたの。