対魔忍と魔族が激しい戦いを繰り広げている裏で、それは密かに暗躍していた。
最下層の男爵級であっても緊急事態。過去に一度だけ伯爵級が出た際には、地区の対魔忍の八割が再起不能となった、災厄と言われる貴族種の魔族。
その貴族種たる魔族、それも伯爵級を上回る侯爵級の魔族が、人間達のど真ん中、それも対魔機関が管理する館に住んでいるといっても、信じる者はいないだろう。
しかし、『それ』は確かにいて…
「ふむ、貴女にも飽きてきましたねぇ忍…新しい、イキのいい対魔忍はいませんか?」
森の奥深くの洋館で、つまらなそうに問いかける姿。
「あっ…へぁ…あひい…ひっ、ひっ、あぁぁぁっ♪」
しかし、問い掛けられた女は、答える余裕などない。触手が詰め込まれたバスタブにて『入欲』をさせられ、かれこれ2時間イキっぱなしなのだから。
「やれやれ、紅夜叉でしたか?大層な二つ名の割りに、はずかしくないのですか?」
呆れたように言うと、バスタブの中の触手の動きが激しくなり、声が更に激しくなっていく。
「仕方ない…オモチャを探しにいくとしますか…」
淫影の侯爵
見た目はややワイルドな中年男性で、真夏でもマントを着込むという風体だが、マントの中は亜空間になっており、そこに潜む触手の群れこそが本体。
元々は貴族種どころか、知性すら持たない下等な触手生物であったが、突然変異体として『吸精』のスキルを持っていたことから、淫界地獄でサキュバス達との淫惨な共食いを経て、魔界でも五指の指に入る実力者となった。
下等魔族が手柄を求めて人間と争っているのには興味が無いが、対魔忍の中に上質なメスが居ると聞いて、コレクション感覚で対魔忍を集めることに。
東郷 忍(30)
対魔忍部隊の部隊長の一人で、紅夜叉の異名を持つエース対魔忍。
眼鏡をかけたキャリアウーマン風の気の強そうな顔立ちだが、淫影の侯爵が人間界に受肉した現場に居合わせたせいで、犠牲者の一号となる。
快楽責めには数ヶ月抵抗したものの、イキ地獄の後の寸止め地獄の前に屈伏。今では身も心も虜にされ、淫影の侯爵の対魔忍コレクションに協力するべく暗躍している。
(上記二人を使って、対魔忍を狩ろうと思っています。獲物は、プロフや希望の行為を書いてください)