夫とのドライブ中、信号無視のダンプカーに突っ込まれ事故に巻き込まれてしまいました。
交差点を直進なかに右から突っ込まれたことで、運転していた夫はその場で…
助手席の私は、頭を強くうった以外は大した外傷はありませんでしたが、頭を強くうったことで視力を失ってしまいました。
お医者様からは、「回復の可能性は十分にある」と言われましたが、孤児院で育った私には夫以外に身内はなく、今後のことを考え途方に暮れていました。
そんな私に手を差し伸べてくれたのは、夫の兄の貴方でした。
夫の兄である貴方は、本土から船で何時間もかかる所にある島で漁師をしていましたが、今回の事故ですぐに駆けつけてきてくれ、夫の葬儀から私の入院の手続きなど全てやってくれた謂わば恩人です。
そんな貴方からの「視力が回復するまでだけでも面倒をみたい…」との申し出は、まさに神からの救いの手でした。
夫と住んでいた家の処分や引っ越しのすべてを貴方に任せ、退院と同時に夫の生まれ故郷でもある島へと向かいました。
私の入院中に家の改装を済ませ、目の不自由な私のために家中に手すりをつけてくれたり…慣れない所での生活の手助けをイヤな顔ひとつせずしてくれたり…そんな貴方には感謝しかありませんでした。
ところが、貴方は結婚式で初めて私を見た時から邪な感情を抱いており、弟の不幸をチャンスとばかりに「良い人」を演じていたのでした…
私の目が見えないことをいいことに島に住む貴方と同じように嫁の来てがない男たちに私の下着を売ったり…表面的には手すりをつけるなど私のための改装も、お金を取り部屋や浴室を覗けるようにしていたり…食事に入れた睡眠薬で眠らせた私を貸出したり…
表向きは優しい鬼畜な義兄と島の男たちも合わせて演じて貰える方…
心の中での声や私のいない所での男たちの会話などもお願いしたいです。
短文、描写なしはNGです、