最終章です。
【エピローグ】
失神から醒めると、自分のマンションのベットで寝ていました。
クラクラ目眩のする身体を起こしてテレビを点けると、やっと翌日の朝だということが理解できました。
昨日のことを思いだそうとすると断片的な記憶のあと、すぐに巨大な男根が脳裏に浮かび、ついには頭の中が男根で埋め尽くされてしまい、それ以上想い出せなくなってしまいました。
はっとすると、股間にジワ~ッという感触が広がっていくのがわかりました。
慌てておトイレに駆け込みパンティを脱ぎ調べると、それは膣から染み出した愛液でした。
それを見た瞬間また男根が脳裏に浮かび、いつの間にかクリトリスを転がしている自分がいました。
私は過去に自分が直接クリトリスを触ったオナニーをしたことがないのに気付くと同時に、男根を前にして気が狂ったようにクリトリス・オナニーをしている自分自身が脳裏に浮かんできました。
必死に冷静になって想い出そうとしても、男根が頭を埋め尽くすように出てきて結局、断片的な記憶になってしまいました。
この症状は暫く続きましたが、恥ずかしくてカウンセリングすら受けれませんでした。
オナニーの回数だけは確実に増えたと思います。
レイプされたのだけは、身体についてる擦過傷や腫れた乳首や性器から事実だと確認出来ました。
それに、身に着けている男物のタグが付いたままのTシャツからも。
再度レイプされる不安が浮かびましたが、テーブルに乗せられている学生証と免許証を見て、逃げるのは無駄ではないかと思いました。
警察には、証言する時に男根ばかり浮かんでたのでは、訴えるどころか逆に私の精神を疑われそうなので、止めにしました。
結局、産婦人科にだけは行きレイプの事は話さずに診察を受けただけでした。
翌日には予定通りに生理も来て、徐々に記憶すら薄れて行きました。
幸いその後は何事もなく、大学も無事に卒業し就職もしました。
でも、それから数年間は、あの忌まわしい記憶を甦ることがありました。
私はレイプ事件の後、何かの拍子に記憶の断片が甦ると、男の長大な男根の影が頭を埋めてしまい、オナニーを狂ったようにしてしまいます。
それと、他の男性とお付き合いをしてもセックスの時に男の長大な男根が頭に浮かび、お付き合いをしている男性の男根がみすぼらしく見えてアクメに達することが出来なかったり、逆に突然恐怖にかられたりしました。
返事の欄へ続く