何処からがSMなのか?それは私はわかりません
意図せずにこの世界に入ったわけですから
ただ、調教の世界では、今まで知らなかった自分を発見する場でもありました。
そして自分を見つけるたびに、主人との間の溝が開いて行きました。
結婚して3年が経ちつつある時期でしたけど、そのころには男女というより同居人に近かったと思います。
結婚している友達も、同じような事をいつも話していましたから、これが普通だと思っていました。
でもSM輪姦サークルでの私に浴びせられる視線からは、忘れつつあった女である自分が思い起こされて行きました。
そして、その視線に悦びを感じるようになっていたんです。
そこには被虐を求める自分もいました。
あの斜めの板は、まるで私専用の責め具のように感じられました。
下着姿で、椅子に座らされ、手を板の四隅の鎖の先の手枷に嵌められて、
足は足枷に嵌められ、横に開かれて行きました。
そしてアイマスクをした女性が近づいて来て、私の下着をハサミで切り落とされてしまいました。
全裸にされていく恥ずかしさに、私は興奮していたんです。
恥辱に感じていたんです。
そして目の前に、そそり立つような、反り返ったペニスを模したディルドが装着された
ピストンマシーンが置かれていました。
銀色の箱のような機械から突き出た棒の先に、私にディルドが突き付けられるように見えました。
司会の男性に何を言われたのか覚えていません。
でもそれは何かの意思確認だったのかも知れません。
言葉が耳に入らないくらいの興奮が、会場の男性の視線から感じていたんです。
前の時以上の、まるで視線に犯されてしまうような圧迫を感じていたんです。
そしてマシンを視界が私に近づけながら、スイッチを入れられました。
機械音、ウイーンウイーンと唸るような音がして、ディルドが突き出して来たんです。
そのディルドが私の陰唇を擦り、中に入って来た瞬間、おなかの中が突き上げられるような重い感触があって
奥の奥まで、司会がレバーを動かして、子宮口まで突き上げられました。
ギュイーン、カチャン、ギュイーン、カチャン、機械音が鳴り響くたびにディルドに突き上げられ、
そして抜き出されて行きました。
速くはありませんが、重く、圧倒的な力を感じる動きでした。
ディルドが出ていく時には、膣の粘膜まで引きずり出されていくような感じでした。
膣内を擦りながら子宮口まで突き上げられ、引きずり出されるように抜かれていく
無機的な機械とセックスしながら感じる恥ずかしい姿に、ものすごく抵抗がありました。
男性相手ならしがみついて恥ずかしさから目をそらす事も出来たと思います。
でも手足は拘束され開かれて、機械の動きに翻弄されて感じる姿。
たった独りで、女として恥ずかしい姿を晒している屈辱と恥辱を感じました。
でもその中にある被虐の心が次第に大きくなるにつれて、私はのけ反って、板に背中を当たるまでに
のけ反り感じて喘いでいたんです。
自分の股間に突き付けられた機械のペニス、そして股間の向こうには30人、40人、多くの視線が突き刺さっていたんです。
その視線を感じながら、私は何度も何度も絶頂を迎えてしまいました。
そして司会に大きな声で「すべて晒してしまえ」と言われながら、アイマスクを外されてしまいました。
全裸を超える全裸にされた衝撃でした。
でも、その会場のどよめきを感じながら、今まで知らなかったまでの絶頂に達していたんです。
何度も何度も達して、放心、機械が外れた私の股間の先には、多くの視線が浴びせられていました。
その視線を感じながら、私は悦びの余韻に浸りきっていました。