古本屋で購入した団◯六氏の小説に魅了された女です。
「鬼ゆり峠」最高傑作だと思います。
引っ越しを重ねる中で紛失してしまいました。
大切に保管していた小説でしたので落ち込みました。
でも内容は、はっきりと覚えています。
何百回と読み返しましたものでした、気づくと朝になっていました。
親の仇、無念の返り討ちに合い、囚われの身となった姉と弟の悲劇。
弟は、男色の餌食とされて、調教されて行く。
姉は、全裸緊縛されて、股間奥深くに芋茎の蔓を掛けられて、沁み出す液に青色吐息。
やくざの親分の使用済みの褌で猿轡を噛まされて、柱に縛り付けられて放置される。
そして、女の身としての敗北に屈する。
親分の手籠にされて行く末路。それを自らに誓うのであるった。
女として生まれて来たことへの切なさと後悔が綴られていました。
未だ私が輝きを放っていた学生時代の青春の思い出です。
誰に話せるものでもない、独り言の今日です。
ちょうど娘が、その時の私の年齢になっています。