純粋な体験談ではありませんが、プロフィールの補足に。
先日「20年くらい前にHP見てました…」というメールを頂きました。
SNS全盛となった2010年頃から更新をしなくなったものの、かつてはエロ系のホームページを幾つか主催していました。
SM系プレイに特化した「幻想画廊」と、女性のあらゆる淫らな願望を叶える「subrosa」…どちらもピーク時には毎日数千のヒットがありましたし、オフ会もバンバン企画していました。
(今の時代、1日数千は少ないと思われるでしょうけど、個人の主宰していたホームページでは2000年代初頭でその数は破格のヒット数だったんです)
M嬢さん向けに執筆していたコラムに書かれた言葉を悪用して、当時流行っていた募集掲示板「メス豚小屋」や「前略プロフィール」などからM気のある女性を騙して口説いて金品までタカるような輩が全国に多勢現れて、言動と行動が一致しないと不審に思った女性がホームページに辿り着いて被害相談されたりが多発したので、当時の18禁インターネットでは殆どやる人がいなかった「顔出し」でやっていました。
縛って快楽責めは、ゆるい俄かのやるソフト、ごっこ、と言われていた時代に「快楽責めは拷問」を提唱していたのも当方のHPです。
プライベートで私の所に通っていた、当時、流血、ナイフで切り裂き、縫合など、日本で一番ハードなプレイが受けられるステージショーのMモデル嬢が、エロ雑誌のインタビューで、今まで経験した一番キツいプレイに「プライベートのご主人様から受ける縛られての電マ」と答えた事で、快楽責め=ソフトのイメージが瓦解。AV界でも快楽拷問みたいなシリーズが続々と登場しました。
また、イラマチオも20年ほど前に、某地方都市で女王様をやっていた女性(プライベートではM)とのプレイを動画で載せてから、突然AV界で流行り始めました。
この子はイラマチオのために1日絶食して臨むので、食道の透明な粘膜がハンカチ一枚くらい板状になって広がって、涙と一緒にキラキラ光り、汚くて綺麗な映像が撮れたのをよく覚えています。掲載した当時はサーバーが一時的にアクセス過多でエラーする程のアクセス量でした。
イラマチオが一般的ではなく、フェラチオの語感からイマラチオと言う人の方が多かったような時代です。
どちらのHPも、あらゆる女性の性的願望や倒錯を叶える事を目標にしてましたので、ちょっと縛られてみたい、から顔面騎乗されてウ○コ食べたい…まで、ありとあらゆる願望成就に応えてきました。
私と繋がってると、急な企画募集に参加出来るのでは?と掲示板などは男性の書き込みで溢れてましたので、ナンネットメールに閉口する女性ユーザーの気持ち、めちゃくちゃわかります。
チン長自慢、筋肉自慢、回数自慢、それを本アド載せて公開されてる掲示板に書きまくる男性が大量にいました。
募集内容から完全に外れてるのに、長さ自慢とか顔の雰囲気写真とか送ったら特例で自分だけは許されると思ってるような男性が多くて、本当にうんざりさせられました。
MEGA-VIEWという無料レンタル掲示板をアルバム代わりに利用していたので(モザイク無しでも取締りが緩かったので)、ほぼ無修正でリアルタイム更新とかしてたので、あの掲示板がサービス終了した事に微々たる責任を感じてはいます。笑
これらの事を、隠してる訳では無いのですが、やった事ない事が無い…と言っても良いくらい色々やってきています。
エロ業界に身を置かず、長年、エロ業界のアドバイザーをやっていたような感覚です。
私の中でSMとは、こういうプレイをするから…でなく、信頼できる相手に内なる願望を曝け出した時点で、もうそれはSMなんです。
だから当時は市民権のなかった「縛られたい」も、今も市民権がない「うんこ食べたい」も誰にも言えない願望を打ち明けられた時点でアドレナリンがドバーッとでるし、それを叶えて感謝されたらドーパミンがドバーッと出る。私の快楽はそこで、このプレイをするから楽しいとかは無いと思います。
縄なんてなくてもSMは出来ますから(縛れない人間がコレを言ったら滑稽ですが)
様々な人から願望を打ち明けられて、それを叶える為に技術を徹底して磨いた感じです。
性的な願望や衝動は、その人の心の奥底にありますが、常に最深部の核からその人の行動や考えを、多かれ少なかれ支配していたりします。それを打ち明ける、打ち明けられるのが俗に言う「信頼関係」で、20年前は「縛られたい」ですら変態扱いだったのですから。
いじめて喜ぶ者と
いじめられて悦ぶ者でなく
全てを受け止める者と
全てを受け入れてる者の
恋愛とは違う愛のカタチがSMだと思ってます。
行動の積み重ねが信用
信用の積み重ねが信頼
なので信頼関係なんて一朝一夕に成り立つモノじゃありません。
NGだって相手の事を本気で好きになったら在って無いようなモノ。ある意味、絶対NGだと思ってた事を信頼という絆で越えるから関係が深まる部分も大きいのですから。
NGな事はしません…て、未経験とか経験の少ない人が「それが紳士的」と勘違いして宣う言葉。
主従なんですから、本来は強くて信頼できる主に、従者は陶酔して屈服したいんですから。
ナンネットは、10年ほど前に緊縛講習会の講師を頼まれた際に、仲介役の女性からアカウントを作るように言われて初めました。
途中、数年アカウント削除してた時期もありますが、オフ会などで旧知の映画プロデューサーに頼まれて映画の緊縛シーン撮影協力をした関係で情報解禁に備えて、告知用に新たに作ったのがこのアカウントです。
残念ながらお蔵入りになったようですが。
今は暇つぶし程度にタイムラインなどで遊んでる程度ですが、質問、相談、依頼、なんでもぶつけてみて下さい。
真剣な人には真剣に対応するのが、私の人としてのモットーです。