第一章 始まり
はじめましてあさ美と申します。今回は私が奴隷になったいきさつを書かせていただきます。
私がSMに興味を持ち始めたのは高校一年生の時でした。
きっかけは、ある日、私たちがいつもたむろっていた公園に行った際に、一冊の雑誌を拾いました。それはSMの本だったのです。そこには、縄で縛られて吊るされている写真や、外でおしっこをしている写真、首輪をしてリードに繋がれ、散歩したりチンチンをしている写真、鞭で打たれている写真、SM漫画等が載っていました。私達はみんなでああだのこうだの言ったり笑ったりして楽しく見ていました。
その時は皆で楽しんで帰りました。その後も特に何も感じなかったのですが、何日かたった頃、ふとその時の事を思い出すようになったのです。私はしばらくモヤモヤした気持ちで過ごしました。
いつものように公園でたむろっている時に、その時の事を切り出してみましたが、みんなの反応はそんなこともあったね程度でした。私はそれ以上突っ込んだ話はできず、当然気になっているなんて言えるはずもありませんでした。
私はもう一度見たいと思い、ネットで検索して画像を見たり、通販で雑誌を購入したりいて、しばらくは見るだけで欲求を満たしていました。
そんな日々が続き、だんだんそれだけでは満足できなくなりました。私は、雑誌に載っていた掲示板のサイトを覗いて、セルフでやるようになったのです。
最初はノーパンノーブラで登校したり、ローターを入れて授業を受けたりしました。
股縄や亀甲縛りで登校したこともありました。
高校生の時はこれ以上行う勇気はありませんでした。
高校を卒業し、大学へ進学した際もしばらくは同じことをして過ごしていましたが、物足りなさを感じてきました。大学へは実家を出て独り暮らしをしていた為、高校の時より過激な事が出来る環境だったお陰もあり、少し過激なことをしました。
まず、家では常に全裸で首輪をつけ四つん這いで行動をしていました。食事は餌皿に入れ犬食いで食べました。
近くの公園へ行き、全裸になり四つん這いで公園を何周も歩いたりしていました。
そんな毎日を四年間続け大学を卒業しました。
高校の時から何人もの男性と付き合ってきたのですが、打ち明けることなど出来ずに、普通にカップルをしていました。当然セックスもノーマルです。
その後、就職して三年が過ぎた頃、私は同期の一番仲の良い梨乃に思いきって相談しようと思ったのです。同期と言っても梨乃は高卒での就職なので四歳年下です。
梨乃とは二人で旅行に行ったり、なんでも話せる唯一の親友でした。いつの一緒につるんでいるので周りから付き合ってるんじゃないかと誤解されるほどでした。
ある日、梨乃を私の家に招きました。
「あさ美、相談って何?」
「実は…」
私は、服を脱ぎ始めました。梨乃はいきなりの事にキョトンとしていました。そして、亀甲縛りをしている姿を見てドン引きしました。
「私…こういう…性癖が…」
私は、恥ずかしくなり急いで服を着ました。
「梨乃ごめん、びっくりしたよね。忘れて。」
「正直びっくりしたよ。まさかね。」
私はなざこんなことしたのか恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いていました。
「ねぇあさ美、なんで私に話してくれたの?」
私は嫌われるのを覚悟で言いました。
「梨乃さえよければ私の性癖の相手をして欲しいなって」
「あさ美の気持ちはわかったわ。でも、いきなりの事で私も困惑してるのよ。少し時間をちょうだい。」
その日はこれで梨乃は帰っていきました。
そして、一週間後
梨乃が私の家に来ました。
「この間の答えだけど、遅くなってごめんね。」
「ううん。私こそ変なこと言ってごめん。」
「ゆっくり考えさせてもらったわ。あさ美が思いきって私に話してくれた気持ちに応えるわ。」
私は断られ嫌われると思っていた。
「ちゃんとお願い出来たらね」
私は梨乃の前に土下座をして頭を下げました。
「私を梨乃様の奴隷にしてください。お願いします。」
「奴隷になりたいの?」
「はい。よろしくお願いします。」
「ねぇあさ美、奴隷にして欲しいのにその格好ってどういうことかな?」
私は慌てて服を脱ぎ再び梨乃の前で土下座をしました。
「梨乃様の奴隷にしてください。」
「じゃ、ご挨拶に足を舐めなさい」
私は梨乃様の足を舐めました。
「わかったわ。奴隷にしてあげる」
「ありがとうございます」
こうして、私は梨乃様の奴隷になったのです。