続き
ある日(5月の終わりごろ)、Tちゃんからメールが届いた。
『渡したいものがあるからバイト先まで迎えに来て!』
彼女のバイト先は会社からすぐの某カラオケ店。
夕方までの勤務で、僕の終業時間と同じぐらいなので行ってあげることにした。
着くなり、飲みにいきたいと言うので居酒屋さんへ…。
以前に増してハイペースで飲むTちゃん…。
『なんかあったん??』と尋ねると…。
『バイト先で色々あって…。』
バイト先で嫌なことあったらしく話を聞いてあげることに…。
『ところで渡したいものってなんなん?』と聞くと、カバンから一枚の写真を出してきた。
見てみるとTちゃんが高校生になった時に記念で一緒に撮った写真だった。
今から5、6年前に撮ったもので、すっかり忘れていた。
『Tちゃん制服姿可愛いかったな~。』や『今でも制服着たら高校生に間違えられるやろうな。笑』みたいな話をして懐かしんでいた。
ちょっとイタズラ心で…
『制服残ってるんやったら、着て見せてや~。』と言ってみた。
すると…
『H君やったらいいよ…。笑』と好反応。
『じゃあ~次回飲む時は制服持参でお願いね~。笑』と冗談交じりに言うと…。
『わかった☆笑』と明るく返答。
その日も何気ない会話を楽しんで帰りは送ってあげようと、Tちゃんの家まで歩いて一緒に帰ることに…。
酔い覚ましにお水を買ってあげて、近くの公園で少し休憩することになった。
人通りの少ない薄暗い公園のベンチに座って話をしていると…。
続