お盆の時期は、地獄の釜の蓋が開き、亡者の魂が現世に現れる(だったかな?)
と言う事で、SMサークルの有志が集まって、宗教的儀式を行う。
お盆休みで集まり易いという事情もあって、この期間のイベントは多い。
普段の調教等と違いのは、Mが淫らな色情霊に取り憑かれているという設定。
装束を着た私達が、罪を犯した男女を縛り上げて拷問する。
一番多いのが不貞の罪。
実際に浮気をしなくても、不貞を妄想したMが、罪悪感を抱いて、自ら罰を願い出る。
不義の罪では、命令を実行出来なかったMや、仕事や日常生活の失敗を懺悔する。
等々、深刻な問題から、笑ってしまうような失敗談を聞いて、我々が除霊や浄霊の儀式を行う。
Sは、祈祷する者(恐らく本職の人)と、その人の指示通りに拷問する人、浄霊を志願したMを励ます人で構成される。
体毛は不浄という考え方から、全身を剃毛したり、男性の頭髪を丸刈りにする等、祈祷師以外が手分けして、作業を分担する。
稀に、本物の悪霊に取り憑かれている人がいるらしく、Mが豹変しないか注意深く観察する。
浄霊に使う塩や、魔物が嫌う聖水などを撒きながら、壮絶な儀式は30分ほど続き、休憩を挟みながら、依頼者の悪霊祓いや魔物祓いは続く。
(本物相手には、1時間以上費やすらしい)
私も最初は儀式の巫女のバイトで(非処女だけど)、サークルに参加したが、こうしたオカルトにもハマって、けっこう参加していた。
今年は、私的な事情で参加できなかったけど、来年は必ず参加したいと思う。