某テレビ局で放映されている旅番組の中で人気の高い番組がある。
僕も毎週楽しみにしていた。人里離れた奥深い山中の家。其処に暮らす老夫婦に想いを馳せた僕でした。
放映の中では知らされないが、其処が何処なのかおおよその見当はついた。
テレビの中でも人の良さそうな感じの老夫婦であった。共に70歳近くの年齢に達していた。
僕はテレビで拝見しました。と言って、いきなり訪ねたのでした。もちろんダメもと覚悟で行ったのでした。
テレビで見た通りの人の良さそうな老夫婦が出迎えてくれました。
◆老夫婦に対して、とある交渉に入りました。
頼みごとが頼み事でしたので、かなりの時間を費やしました。
先ずは怪しい者ではない、と言うことを解ってもらうのに苦労しました。
『藪から棒に当たって砕けろ。無謀失敬。平身低頭』等々、やっとの思いで、受け入れて貰いました。
何しろ、突然に訪問した得体の知れない人間の口から出た言葉が、「縛って貰えないでしょうか・・・」
老夫婦は唖然呆然、開いた口が塞がらない状態です。当然です。
それでもなんとか交渉は成立したのでした。
大変に前置きが長くなりました。
いきなり本題に入っては、何を意味しているのか理解出来ないのではと思いましたので書かせて頂きました。
つまり僕は、そのご夫婦に、縄で体を拘束して貰い、一晩中納屋などの物置き小屋に縛り付けられていたい。
と言った、要望をあからさまにぶつけたのでした。兎に角僕は、昔から年配の方が好きで仕方ない性分だったのです。
そして「囚われ人」をも夢見るマゾヒストの性癖を有している者なのです。
緊縛監禁される事をずっと夢見続けて来ていました。
それには都会では到底実行不可能なことでした。都会の家屋に納屋などは在りはしないからです。
農家、それも人里離れた野中の一軒家を探し求めていた僕なのでした。
この八月の10連休に意を決して行動に移しました。
そして理解あ農夫と農婦に巡り会い、僕の意を汲んでもらい、縄を受けてきました。
こんな山の中の老夫婦とのお話しになりますが、興味のある方がいらっしゃればお声を掛けて下さい。
山間にひっそりと佇む古民家の並び。柱に繋がれ、藁に埋もれて明かした眠れぬ納屋の内。
夜更けに心配になったのか何度となく、僕の様子を伺いに来てくれた優しい老女。
よろしければ、続きをお話しいたします。