これは、二年位前の事であります。
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早く日記に書きたい書きたい、と思いながら、仕事に忙殺されてしまい、
今になってしまいました。
しかし、あの感動の記憶は今も尚新しく、鮮明に残っていて、書き表すには苦ではありません。
そう、あの時は、ひとりで遊びに行ったのであります。
カップルで行った時は、なかなかそんな展開は勿論無理でありまして・・・。
カウンターでひとり飲んでいると、ボックス席の方で女性二人がお話しをしているのが、目に入りました。
僕チンの「スケベ心」の第六感とやらが、ピンと鳴り、アナ、お二人の女王様とは珍しや!
とMYジュニアが「チン」と囁いたのではあります。
これがホントの「珍品」なり!そしてレアがミディアムへとやや堅にと変貌を・・・。
で、早速や飲みかけのワインもそのまま、「女王様」方にお近づきのご挨拶。
以前お一人の方は、SMプレイかなんぞで、此処でお見受けした様な御ん方・・。
その記憶も、我が意を強くさせ、「いざや、お姫様」との思いに駆り立てた。
「お二方は、もしや、女王様であらせられますや!?」
と、見事な古文調の尊敬語と謙譲語で身を固め、かしこまり・・・。
「是非、後程でも、お時間がございましたら、ご寵愛の機会を頂きたく・・」
「僕チンは、Mでありましても、まだ未熟者。お二方にご調教を賜りますれば、
誠にもって、感激の行ったり来たり!いえ間違いました。感激の到れり尽くせりであります」
と、緊張にしどろもどろの自己紹介。
すると、先輩と思しき女王様が「何処までOKなの?」と、ゾクゾクする様なご返事!
即座に僕チンは「一通りは・・・」と、怖いもの見たさも手伝い快答!
先輩様は、「わかったわ。あとで時間があったら、知らせる」との、何ともこれも又、耳に心地よい御快諾!
しばし、これからの展開への妄想に、それに加えてのワインの美酒にも酔いつつ、まどろんでいますと、僕チンの肩をば優しく触れるお手々を感じたではありませんか!
まどろみから醒め、気が附いた時はふたりにいざなわれて、「SMルーム」の真ん真ん中に。
「さあ、お脱ぎ!」と、美川憲一調のお口調。
僕チンは躰に「ゾク」っとの悦びの震えが走り、命ぜられるがまま、「いち~まい、に~まい」と、「番町皿屋敷のお菊」よろしく(と言っても、皆様方には多分お分かりなしと存ずる「シャレ」なんではありますが)、我が着衣なるものを紐解いていったのではありますょ。
ついには、愚息なるものを隠すだけの単衣(なんて云う格好良い代物ではなく、ただの草臥れたトランクス一丁)となり果て、「ややメタボ」な柔肌をお姫様方に晒したのではあります。
すると、なんともお見事!
先輩様は麻縄の捌きも堂に入り、技は熟練のおもむき。僕チンの上半身を瞬く間に緊縛されたのであります。
前の日記にも書きましたが、少し以前の「プロS嬢」の緊縛も感動しましたが、今囘も感服の域であります。
やがて、麻縄は生きる蛇の如く、我が右太腿にまとわりつく・・・。
そのように錯覚される腕前であります。
僕チンは、まとわりつかれた右太腿を中空に吊されたが故に、チョンチョンと片脚立ち。否チンチンがもひとつあったから、まあ二本立ちをまがりなりにも維持できてるという有り様なり。
段々我が体重が縄に懸かり、胸に腕に、そして太腿に拘束の喜悦が充満してゆく。
おっと!遂には僕チンの躰が空中に浮き上がったではありませんか!
「わお~神業なり、女王様あ~!」と、僕チンは雄叫びを思わず挙げた。
しかし、更にプレイは続くのであります。
ななんと、女王様は中空に、「一の字」と云うか、腹が出っ張っていたから「くの字」「Uの字」になったと云った方が的確な表現なのかも知れませんが、その僕チンの上に馬乗りとなり、右手に鞭を携え、「ハイヒーどうどう、ハイドウドウ~」と来たではありませんか!
「もうだめ、女王様、僕チンは限界であります! 玄界(!)灘の荒波は越えられても、この荒縄、荒技はもう越えられまへ~ん!堪忍どすえ~!」
と、こんな時でもシャレのめす事は忘れず、しかも突如と声が裏変わり、江戸弁から関西弁へと変化してしまったのでありますわいな。
というところで、第一部はこの辺で・・・。
お仕事へ行くお時間が来てしまいましたがな~。せっかく興が乗ってきた今日なのではありますが・・・。
お続きをお楽しみに・・。
*************************第二部
僕チンの泣き声が女王様の憐憫を誘ったのか、はたまた、ただ駄馬の乗り心地が悪かっただけなのか、「ハイヒドードー」を早めにと女王様は切り上げて下さった。
そして、その代わり、今度は趣を変えて、養豚場の「吊し豚」を品定めでもするかの様に、もう一人のお弟子の女王様も加わって、クルクルと僕チンの躰の回転をし始めだしたではありませんか!
その為、さっき飲んだワインが程よくと云うか、運悪しくと云うか、アタマにヘッドエイクする感じとなってきた。
僕チンはクルクル回りながら、お二人を交互に見ると、嬉しそうにバラ鞭と一本鞭を持ちだして、今や遲しと、女王様方は、どちらが先に打擲するかを見計らっている有り樣です。
かくも、ふたりの女王様に、ご寵愛を受けるのは初めてなので、怖いやらうれしいやら!
しかも、乾いた良い鞭の音がハプバー内に谺するのであります。
どちらがいい音がするか、ふたりは競い合ってる有り様が、めまぐるしく回る辺りの光景から垣間見える。
かなり女王様方は興に乗ってきた様な・・・。
しかし、こちとらは、これも限界があります。目が廻って吐き気がしてきたじゃありませんか!
「早いとこ、音を上げるのが勝ち!」
と算段し、僕チンは懇願の泣き声で勝負と、出る事にした。
これが功を奏し、お二方は僕を、吊しから解放し、地べたへとランドオンさせてくれたのではあります。
さあ、楽しきはこれからなのでありますよ、諸氏諸嬢!
縄をほどくや、わんわんスタイルに僕チンをばさせ、うら若き方の女王様は、まずは背中に「蝋燭責め」と相成った。
たっぷりと二本の蝋燭を、背面~腰、そして勿論お尻へと責めさいなむ・・。
途中から先輩女王様も加わり、見事にと、こんがりサーモンピンク色にと仕上がり、まことにもって、「おいしそ~う!」てな具合。
頃合いも良し、と女王様方は踏んだのか、またもや「鞭責め」を始めだした。
まあ、ふたりはこれも興に乗って楽しそう!
しかしながら、僕の後背位?方面からの打擲なので、僕チンにはお二人のお顔は見えない。
ただ、打つ毎に飛び散る蝋燭の飛沫に嬌声をあげてる、「黄色い」と云うか、そろそろくすんで「橙色」に成りつつあるご年齡の、と表した方が妥当と云うかの、そのお声に、歓声に、それが手に取る様にわかるのであります。
ひとしきり、「蝋燭&打擲」タイムを楽しむや、さてお次なるものや何?と期待が沸いてくるのであります。
次にいでましたるものは、
「♪あ~さて、あっさて~、 さては南京玉すだれ~♪」。
では、さにあらず、「♪ お手で、軟金! タマ掴み ♪」でありました。ローション持ち込~み、「♪ お手で、軟キ~ン! 玉あ掴み~ ♪」と繰り広げられたるこの余興のばかばかしさ!
更に興はノリノリ、ローションも糊糊、「べ~たべ~た」。
そしてそして、ついに出ましたは、ア~~、ナル程の「倍部―」ではございます(スケベのご同輩方、この意味深はお理解いただけますでありますな?)。
ノリノリローションの効も奏し、そうして!その長き「倍部―」は鎌を持ち上げ、深きところへと、ちん入ましましていったのではありました。
もうこの辺以降は、目眩き(めくるめき)有り様の世界。
世で云うところの、そう「げにも幸せ、絵にも描けない美しさ~(このフレーズは、これで二回目の使用。際どき描寫には『とてもお便利』なる代物であります)」。
「竜宮城~に、じゃなかった!ハプバーに来てみれば~、絵~にも描けない美しさ~」ってな結末で、「春宵一刻値千金」の夜は暮れていったのではありました・・・。 全巻の終わり!