今年,新卒で今の会社に入りました。
配属された部署の直属の上司がみゆき様でした。
30代半ば‥今まで接した事のない,大人の女性の艶やかさに一目惚れに近いものを感じたのでした。
会社に行き,みゆき様に会う事が楽しみになり,今の会社に就いて良かったと思いました。
数日経った時です。「〇〇君,ちょっと。」
みゆき様に呼ばれました。
「はい?」
「今日,仕事終わったら予定あるかしら?」
「いえ‥特別‥」
「そう。じゃ,7時に電話するわ。〇〇駅辺りで待ち合わせにしましょう。」
憧れていたみゆき様からの誘い‥夢の様でした。
ところが,待ち合わせに現れたみゆき様に,冷水を浴びる様な言葉を受けて,悲しくなったのでした。
「〇〇君,あなたどう言うつもり?会社に何しに来てるの?」
「えっ‥何ですか?」
「惚けないで。あなた,いつも私の事,じろじろ見てるでしょ?」
「あ‥」
返す言葉もなかったのでした。
「すみません‥」
「わかってくれれば良いわ。」
「すみません‥あまりにも〇〇さんが魅力的だったんで‥それで‥」
「ありがとう。でも仕事中はいけないわ。」
「はい。」
「〇〇君,カノジョいないの?」
「今はいません。あの〇〇さんは,その‥今付き合ってる人は?」
「いないわよ。でも,これから先も作る気はないの。煩わしいのよね。そう言うのが‥。心の繋がりとかは興味ないの。ただセックスしたい時に,できて‥それだけで良いの。」
「そうなんですか。」
「そうなの。だから〇〇君も別の人,探しなさい。」
「決まった人とか,いるんですか?その‥セックスフレンドって言うか。」
「いるわよ。私の趣向を理解してくれる‥」
「僕はダメですか?」
「〇〇君は無理ね。」
「どうして‥」
「正直言うとね,私サドなの。わかる?男をいたぶって感じるのよ。だから〇〇君は見たところノーマルだから無理。」
「そんな事ないです。お願いします。僕,〇〇さんが好きなんです。だから,〇〇さんが喜んでくれるなら何でも‥」
「違うのよ。SとMは引かれ合うの。SはMを虐げる事で感じて,MはSに虐げられる事に感じるのよ。好きだから‥では,私は感じないわ。それにプレイの時の私は,〇〇君の知ってる私と別人よ。」
「それでも‥お願いします。〇〇さんに気に入られたい。」
「ふ~ん‥そこまで言うなら。多分,顔も見たくないって思う様になるわよ。それでも今まで通り仕事できる?」
「はい。お願いします。」