私の初体験は16歳の時、当時、付き合っていた31歳の人とでした。
大好きで、大好きで
絶対に別れたくないと必死で相手に合わせていました。
付き合って1ヶ月たった頃、
家には呼んでくれたのにキスだけしかしてこない彼(明仁)に私は「魅力がないのかなぁ」、「他に好きな人がいるのか」
不安ばかり渦巻いて、体の方も明人さんだけ求めて我慢出来ない…
明人さんの家へ遊びに行った時、いつもと空気が違う事に気づきました
どこかソワソワしながらいつも笑顔なのにその笑顔が見えない
「比奈」
「なに?」
「本当に俺の事好きなんだよな?」
真剣な顔で尋ねてくる明人さん
答えは決まって
「うん」
「俺がどんな奴でも?」
その言葉の意味が当時は理解出来ず…
「大好きだよ」
「よかった…」
明人さんも同じ気持ちでいてくれた事、それにこの空気だったら誘っても大丈夫な気がして
「明人さん…」
「ん?」
「……抱いて…」
返事待たず服を脱ぎながら明人さんに近づいていく
「俺で良いのか?」
「うん、どんな事されても良い…明人さんじゃなきゃ嫌」
その時、明人さんの顔が微笑んだ気がした…