パート勤めを始めた妻(みゆき32才)が
「今週,パートさんだけで歓迎会開いてくれるって言うんだけど,金曜日の夜,遅くなっても良いかな?」
と相談されました。
了承し,その晩,妻が帰ってきたのは日付も変わろうかと言う時間でした。
普段,飲めない妻がかなり酔っていて
「遅くなってごめんなさい‥」
「楽しかった?」
「うん‥随分遅くなっちゃったね。」
たまには仕方ないだろうと思い,何も言わないでいました。
さらに翌週‥
「また今度の金曜日,パート先の人達で飲み会するって言うんだけど‥」
言いずらそうに言います。
「お前な‥パートって,趣味なのか?サークルか?」
「そうだよね‥わかった。断る‥。」
「行くって返事したのか?」
「うん‥」
「今回が最後だぞ。次からは断れ。たまになら仕方ないけど‥」
「うん。ありがと。」
飲み会の日,前回よりも遅く帰宅したのでした。
「ごめん‥怒ってる?」
「ってより,呆れてるよ。良い気なもんだと思って。」
「そんな言い方しなくたって‥。」
それから何日かした日の事です。
体調が悪く,早退して家に帰ってきました。
パートに行き,妻はいません。
リビングで薬を探して,テレビ台の下の引き出しを探していると写真の束が出てきたのでした。
先日の歓迎会の時の写真の様です。
何気なく見ていると若い高校生位の男も数人,混じっています。
2次会のカラオケボックス風のソファーでは隣の男が妻の肩に手を回し,妻も嬉しそうに寄り添いVサインをしています。
まったく‥と思いながら写真を見ているとポッキーの様なスナックを両側から妻と男が食べている写真‥妻の肩から回した手が胸を揉んでいる写真‥
20枚近くになりました。
怒りを抑えて,妻の帰りを待ちます。
「ただいま~どうしたの?風邪ひいた?」
寝室でいつの間にか寝ていると帰ってきた妻が言うのでした。
「調子悪くて,帰ってきた。それより‥」
リビングへ連れて行き,隠していた写真を突きつけたのです。
「違うの‥ちょっと飲み過ぎて,覚えてないのよ。」
「お前,パートだけの飲み会って言ったよな?なんだよ!これ誰だよ?」
「パートさんだけって言われたのよ。でも行ったらバイトの男の子達もいて‥」
「んで,楽しんできたのか?胸揉まれて。」
「ごめんなさい。でも覚えてないの。」
「この間の飲み会は?」
「え‥」
「パートだけだったのか?」
「違う‥」
「ふざけんな!離婚だ!」