しばらく労って頂きました。頬や額や髪の毛を、狐様の胸に擦り付けました
「鏡で首輪姿を見せて下さい」『かなえの身長では届かないだろう』「?」『かなえは犬だろう?犬は四つん這いなのに、鏡に届くのか?』
狐様はいつも、かなえに自分の立場を思い知らせてくださいます。
落ち着いて来ると、今度はアイマスクをつけて下さいました。目隠しをされて、何をされているか分らない状態で、ビニールを破くような音が沢山して来ました。「何をしているのですか?」段々不安が募りますが、答えはもらえません。
しばらくすると、それを体に巻き付かれました。グルグルと、本当に身体中を巻かれ、指も使えない様に、腕も足も拘束されました。
脚を開いたまま拘束され、緊張していると、優しく『口を開けてごらん』と言われました。
言われたままにすると 突然口の中に大きな塊を入れられました
前から『今度は口枷をしようね』と言われていたのを思い出しました。もう言葉は出せません。かなえは自分が言葉を失ったと確かめる様に、しばらく唸りました
「やめて」「助けて」そういった気がします
『何が言いたいんだ?言葉がわからないのか…? 本当に犬と同じだな』
かなえに理不尽な言葉をかけ、惨めに墜とします。