「課長ちょっと良いですか?」昼飯を済ませてタバコを喫い休憩していると事務員の〇川由美子が話しかけてきました。
「どうした?」何の気なしに問いかけると
「実はコレなんですけど‥」写真を渡されて裏返して見た時言葉を失ってしまいました。
女装クラブで女装仲間とランジェリー姿でポーズを決めて写ってる自分でした。
「まずいですよね~(笑)ユイさん‥」
「〇川君何故君が‥」
「課長後で相談に乗ってもらいたいんですよ。課長も公にされたら困るでしょ」
楽しそうに笑いながら耳元で「結構可愛いですよ。また‥」
自分の席に戻って行きました。
脅迫‥
二文字が頭をよぎります。
仕事中由美子からメモを渡されました。
(19時〇〇駅ビルの××って喫茶店に。)
短いメモでした。
定時になり由美子が「課長お先に失礼します。課長もたまには早くお帰りになった方が良いですよ。」
意味ありげに挨拶をしてロッカー室に消えて行きました。
約束の時間よりも早く店に着くと由美子が待っていました。
「〇川君‥」
「課長にあんな趣味あったなんて驚きですよ。」楽しそうに笑います。
「いやあれは‥」
「良いんですよ。人には色々あるんですから。」
「〇川君何か要求があるんだろ?聞かせてくれ。」
「課長誤解しないでくださいね。金品とか要求する