SM調教体験告白

湯から上がり髪をドライヤーで乾かしバス・ローブを
羽織らせベッドに戻り抱きしめ唇を吸い立てれば
甘やかな咽き声を上げて猫のようにくねる綾美に
私は満足し、まずは俯せの後手に縛り、温感
ローションを腰から脚の付け根に塗り広げ
ゆるゆるとばかりの指圧を加えてゆく。

まずは肛姦。それが私の目的であり、事前の整腸を
待ち合わせの前に行わせ、湯で温め充分なアナル
マッサージを加えれば全くの未経験であってもいとも
たやすくそこを性愛器官と変えることができ、かつ
その私が施すと同じ手順を経なければロックが
掛かっているに等しいという”くすぐり”もあるが
女のすべての器官を蹂躙するという目的以外の
執着は私にはないため、怒張を完全に埋めれば
目的はそれで達するわけである。

昂まりを途切れさせずシームレスに前後の女孔を
抉り抜くためにはコンドームをつけ、まずは綾美を
正上位にて抱きとり半身を起こし告げる。

「さあ、おまえのすべてで私を喜ばせる時がきた。
わかっているな？」

じっと綾美の目をみつめながら私は己が怒張に
手を添えて綾美の秘肛に円を描き沈めていく。

「ううっ、はい・・」

「深く息をしろ・・痛みが来たら私の名にすがれ」

「は、はいっ・・」

痛ませ、すがらせ・・そしてみつめさせる・・

後手に縛られ開脚の屈曲位で抉る理由は
綾美を隷に堕とすにかかせぬ”信”の儀式

乳首を甘咬みし、淫裂にローターを挿し込み
ゆっくりと半分まで入れたところで痛みを
感じないようなら普通に抽送が出来る証拠
だが、ここで一気に貫いても意味がない。

「どのくらい入ったと思う？」

「んん！わかりません・・熱いっ、熱い、ああっ！・・」

「全部入れるぞ、目をみろ！」

「ああっ！はい！いやっ！変に、ああっ、熱い！」

肛姦において熱感を訴える女はそれに向いていて
私は綾美がたやすく肛門での絶頂を極めることを
確信して一気に怒張を突き入れ、わざと大きく
抜き差しして綾美の秘肛に充分な刺激を与えるが
秘肛姦においては突きより抜きを意識した抽送が
絶頂を得やすいのは器官の構造上言うまでもない。

「ああっ、いやあー、熱い、あああっ！前が！
前が！・・いや、いいい！い！いいくうううっ！！」

そう叫び弓なりに身を反らす綾美の乳首を
力任せに咬めば、怒張に伝わる収縮は膣の
それの何倍も強烈な断続を伴うが私はそれを
ねじ伏せるが如く腰を叩きつけ抜き差しを加え
声も枯れよと叫び悶える綾美を楽しく眺め
何度かの秘肛絶頂を極めさせたあとで
事これで充分と怒張を引き抜き、速やかに
コンドームを取り去り、狂い咽く綾美をくるりと
ひっくり返し尻を上げさせ、ぽっかり虚ろに
開いた秘肛を確かめ、今度は下に位置した
淫裂に生怒張を尻を鷲掴んで突き入れる。

「ひぃぃぃっ！！・・・」

四つに這い尻を鷲掴まれて犯されるは牝の本能を
甦らせる儀式であり怒張の仰角は薄い肉壁を通し
先ほどまで抉られていた腸管に直に伝わり奇妙に
ねじれた快を生むが、更にそれを強めるために
綾美の両脚を揃えさせ、掴んだ尻を押し下げる
土下座後背位という子宮も壊れよとばかりの
残酷な責めに転じつつ、肉質張り型を未だ
閉じぬ秘肛にローションを垂らして挿入し
怒張とは真逆の抜き差しを加える。

「ひっ！あぐぅっ！！あっ、あーっ！」

襲いかかる凶悪なまで快に綾美は気も触れたかの
ように頭を振り立て髪を乱し、すでに止められなく
なった絶頂に言葉もなく涎でシーツさえ濡らし狂う。

半端未熟の加虐者ほど小手先の責めに腐心するが
隷を真の悦虐に堕とすには自らの肉体を凶器とし
犯し玩弄し尽くすことこそがなにより肝心である。

そして訪れた、とどめ刻（どき）

もはや突っ伏し身動きも出来なくなって喪心した
綾美から手枷を取り去り仰向けにし、汗と涎に
濡れた顔を手で拭いてやり抱きしめ改めての
主従の契りのくちづけを与える。

「よく耐えた・・これでおまえは私の隷嬢だ
隷、二夫に見（まみ）えず仕えるがいい」

「はい・・」

「では出すぞ、体内７２時間おまえの内（なか）に
止（とど）まり、その血となり肉となる聖液拝受にて
主従の契りだ、いいな？」

声もなく見開いた瞳から溢れる涙で綾美は頷き
縛（いましめ）を解かれた両腕で私を抱きしめ
うんうんと首を縦に振り、その問いに無言で答え
私もそれに応えて先程までの子宮もひしゃげよと
ばかりの激烈な動きから緩やかなる接合感を
楽しむそれに変え、息を合わせて頂を目指し
そして再びの綾美の大きな絶頂の波の戦慄きで
引き絞られた膣の最奥にしっかりと押し当て
制止した状態でしたたかに放った。

戦慄き握りしめるような動きを見せる綾美の
膣のうねりが徐々に収まり私の怒張が力を
失い溢れ出す精と共に抜け落ちるまで
二人舌を絡め吸い・・契りを終えた。

「７２時間・・三日は、あなたと一緒・・」

綾美の輝くような笑顔が私をも満たす。

ふたつ心をひとつに重ねてこその
我が悦虐道なり・・

　　　　

ー完ー