学校で会うと普通に挨拶する程度で一緒に遊ぶと言うことは無かったけど、休み日には紀代乃ちゃんが純子ちゃんの家に遊びに来ると近所の同年代の友達と一緒に遊んでた。
40年以上も前なので、今みたいにゲームとかも全然普及していない時代だったので子供は基本、外で遊んでいました。
雨の日には家の中で遊んでたけど、遊ぶと言ってもトランプとか本を読んだりする位でした。
夏休みに、今よりはそんなに暑くは感じなくてよく外でクワガタや蝉を捕まえて遊んでた。
その日はなぜか子供の姿が見えなかった。
一人で神社の境内で蝉を捕まえていたが一人だからつまらない。
木陰の芝生の上で寝そべって涼しい風を受けてると紀代乃ちゃんが僕の顔を覗き込むように「何してるの、一人なの」と声を掛けてきた。
薄手のスカートが風に揺れて白地に水色のハート柄のパンツが見え隠れしてた。
「一人で暇だったら私の家で遊ばない」と誘われた。
何だかすごく嬉しくて二つ返事で捕まえた蝉を逃がして、紀代乃ちゃんの家に向かった。
歩いて結構な時間が掛かった。
きれいなアパートの一室が紀代乃ちゃんの家で、紀代乃ちゃんの個人の部屋もあった。
家には誰も居ないみたいで鍵を開けてドアを開けると中に招き入れられました。
中も綺麗に掃除されてて、紀代乃ちゃんの部屋も綺麗に整頓されてて部屋にはベットがあった。
紀代乃ちゃんがジュースを出してくれて話を聞くと「プールからの帰りなの」とか「かっちゃん汗いっぱいかいてるね」とか言われた。
「一緒にお風呂に入らない?」と誘われた。
その頃には、僕は紀代乃ちゃんの事を好きになってた。
そんな好きな女の子からのお誘いを断る事なんかなかった。
「うん」と返事をすると紀代乃ちゃんがボイラーをつけに行った。
暫くすると戻ってきて「お湯半分ぐらいしかないけど入ろう」と言われた。
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