開店休業のようなこんな日なのも幸いしました。
yちゃんの宿は露天風呂があるんですが、客がいないせいもあり、男風呂を時間限定の家族風呂、つまりは貸し切りにしてあげたそうなんです。
人の良いyちゃんのお母さんは、叔父と姪という関係をあっさり信じて配慮してあげたとか。
その関係からエッチな香りをかぎとれないのが田舎のおばさんなのかな。
二人は部屋に荷物を置いたら、とりあえず二人は風呂に入るだろう…(まず皆温泉はセオリー)
私達は露天風呂の女湯にダッシュしました!(笑)
ポイントは二人より先に入ること。
二人を意識してないと思わせることです。
客がいない時はわりとフリーに入らせてくれましたが、簡単な清掃や片付けも言いつけられたりもしましたが。
この日もついでに桶洗っといて~と言われ、しぶしぶは~いと返事をして、顔をあわせてにんまりしました。
怪しまれてはないようです。
男性からのノゾキは聞きますが、女性からはあまり聞きません。
そのせいなのか、男性の露天からは少しノゾキにくいんですが、女性の露天からはけっこうその気になればノゾキやすいメリットがありました。
私達はそれを実行することにしたのです。
交代でお湯から出て、竹の敷居板の隙間から男風呂をチェック。
実際はそんなことをしなくても、音がしてすぐわかるんですけどね。
そこらへんはもうノリです。
そんなに待ちわびることなく男風呂から人の気配がした。
風呂に浸かった時の吐息から、少女の方だとわかりました。
私達はお湯の音もたてずに静かに待機。
すると遠く男風呂の入り口の方から物音がしたので、私達は湯からあがり、覗けるスポットに。
湯の循環器の音が私達の気配を十分殺してくれます。
ガラッ!
いよいよお兄さんの方が入ってきました。
私達は互いの腕をさすって、無言の意思表示をしました。
お兄さん、あそこがそそり立ってました!
それを惜し気もなくさらしています。
まるで少女に見せつけるかのように…
少女の方はというと、気づいてからは背中を向けています。
「瑞季ちゃん…見て…」
お兄さんが言いましたが、少女は振り向かず。
お兄さんはいったんあきらめ湯に浸かりましたが、しずしずと少女に近寄り、
「瑞季ちゃん、お願い…全部じゃなくていいから…」
「でも…」
「お母さん公認で泊まれる事なんて滅多にないよ。だからもう少しだけ。キスだけじゃ我慢できない」
お兄さんはそう言って強引に瑞季と呼んだ少女の唇を奪った。
どうやら舌も絡めてるようだ。
ングッ!ネチャ!ピッチャ!
とか音がなんとか届いてくる。
一段落ついたのか、二人は洗い場の方に移動し少し距離が遠くなってしまった…
私達は目で語り、いったん退くことにした。
早く感想を言い合いたかった!
「ここまで的中するっ?」
「私達のカンすごすぎっ!」
「見た!見た?お兄さんの!」
「勃起?…勃起、」
「あれはまずいっしょ…?」
「お兄さんの方がベタ惚れ?」
「っぽいね…でもさ、あの子だってその気がないわけじゃないでしょ…?キスまではしてたらしいし」
「でも、どうする?この後、戻る?まさか洗ってすぐはしないでしょ、泊まるなら。せめて夜までは待つよ。宿の人の手前もあるし」
「私もそう思う…」
「一度蔵に戻って作戦会議しよっ!」
私達はそういう結論に達したのでした。
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