で、次の日も、同じ時間にその工場に行ってみた。
彼女は昨日と同じように、机に向かって何か本を読んでいた。
何を読んでいるかは、僕には興味がない。
彼女は僕の顔を見て、ちょっと驚いたみたいだけど、呆れた顔をして笑ってくれた。
「見てあげようか?」
僕はズボンとパンツを脱いで、下半身だけ裸になった。
シャツで隠れないように、ちょっとたくし上げて、おへその上あたりでひもで縛る。
風が気持ちよくて爽快だった。
昔、プールの授業で隠さずに着替えたときを思い出した。
そんな僕のチンチンを、彼女は普通に見てくれた。
「3年の頃まで、裸で着替えてたよね」
彼女はそれを覚えていてクスクス笑った。
彼女には弟がいて、チンチンは見慣れていたらしい。
「こんなの、指なんかと変わらないじゃない」
そう言って、チンチンに顔を近づけてくる。
それに、彼女にとっては、機械の周りでオシッコをして欲しくなかったのが一番だったようだ。
この工場は、もともと彼女の親の工場だったそうで、二年ほど前に潰れて他人のものになってしまったらしい。
それでも、その後の処分が進まないまま放置されてたらしくて、裏口の鍵が両親が使っていたものと同じだったことから、勝手に開けて入り込むようになったそうだ。
いまでは会社勤めをしている共働きの両親が家に帰る時間まで、ここで本を読んで過ごしているという。
「誰にも内緒にしててね」
それが、チンチンを見てくれる交換条件だった。
それからは、毎日のように、僕も工場に通った。
ズボンとパンツを脱いで、過ごすだけ。
ただ、あの裏口は僕が入った後は中から鍵をかけるようになった。
そこで、彼女が読書の合間に、僕のチンチンを眺めてくれる。
あまり見てくれないときは、彼女の前に腰を突き出してやる。
そうすると、彼女はふうっと息を吹きかけたり、手にした鉛筆で弾いたりしてくる。
それでも、開放感、爽快感が強くて、あまりエッチな雰囲気もないから、チンチンが立つことはない。
春休み中は、日がな一日、彼女の周りを僕がチンチンを振ってうろついている。
ただそれだけで満足だった。
6年に進級して、また同じクラスになった。
でも、学校ではほとんど話もしなかった。
急に親しくなったら、怪しまれると思ったから。
彼女は相変わらず、一部男子には「草井満子!」とからかわれるが、気にする風もなく、仲の良い女子が代わりに言い返すという感じだった。
でも、彼女は実際には全然臭くなかった。
すり切れた服も、きれいに洗濯してあった。
彼女自身も近くで見ると、髪はサラサラしてて、入浴を良くサボる僕なんかよりもずっと清潔感があった。
暗いと思ってたのは、彼女が本好きの「文学少女」だったからかも知れない。
ちなみに、僕の方はあの日以来立ちション廻りをしなくなって、変な噂もすぐになくなったようだ。
毎日毎日、ほとんどの日を彼女の前で下半身裸で過ごすようになった。
ただ、6年にもなると、いろんな情報が入ってくるようになる。
もちろん性の情報だ。
誰と誰が付き合っただの、男と女の違いだとか、どんなことをするとか。
僕は、見せたい割にはそういった情報に奥手だったせいか、大人の男女が何をするかなんて、キスぐらいまでしか知らなかった。
でも、年相応に体は発育するもんで、5年の頃に比べて、チンチンは大きくなったような気はするし、チンチンをいじってると、気持ちが良いことにも気付いてきた。
で、見られていることを意識すると、自然とチンチンが立っちゃうようになってきた。
「オシッコ行ってきたら?」
彼女は上向きになったチンチンを見ると、笑って物置の裏を指さした。
物置の裏。
最初に工場に来たときに、手を引っ張られて連れて行かれたトイレスペース。
そこは、僕も時々使う程度だったが、彼女の長い間の利用で、雨で流されても、微かにオシッコの臭いが残っていた。
その場所に、小走りで彼女の姿が消えるとき。
僕は、そこで嗅いだ微かなオシッコの臭いを思い出していた。
そして、その場所で、彼女がどんな姿になっているかを想像するようになっていた。
彼女が物置裏から戻ってくると、僕のチンチンは決まって上を向くようになった。
彼女は、それをどう思っているんだろうか。
彼女のトイレタイムの後にチンチンが上を向いていても、僕に「オシッコ行ってきたら?」とは言わないで、恥ずかしそうに頬を染めて俯くこともあった。
下を見るとチンチンの先の皮が広がって、ちょっとだけ坊主頭の先っちょが顔を出している。
それほど、チンチンは大きくふくれあがって真上を向いていた。
梅雨が来て、雨が続いた頃。
その日はついさっきまで降っていた雨が止んで、午後の強い日が差して、蒸し暑さが我慢の程度を越えそうなほどジメジメしていた。
彼女はいつもの事務机ではなく、中庭に出る通路の風通しの良い場所に作ったダンボールやブルーシート製のソファー風のもので、深々と座って図書室で借りてきた本を読んでいた。
読書に夢中になってきている彼女にちょっかいを出すつもりで、目の前にいきなりチンチンを突き出した。
机と違って、手作りソファーは位置が低いので、僕の腰がちょうど彼女の目の高さになる。
彼女はちらっとチンチンを見たが、続きが気になるのか、本のページに視線を戻してしまった。
意地になって、もっとぐっと腰を突き出すと、チンチンが勢いよく彼女の頬を突っついた。
チンチンが女の子の肌に触れるのは初めてだ。
「もう」
彼女がほっぺたを膨らまして、こちらを向いたので、調子に乗って、もう一度突き出したチンチンが上唇をかすめるようにして、今度は鼻先にぶつかった。
彼女は慌てて顔を引いた。
「なんか、臭いよ」
チンチンが臭うらしい。
「チンチンが臭い」そう言われたことが、なんか、ショックで一瞬にしてチンチンが萎んだ。
彼女は萎んだチンチンにためらうことなく手を伸ばして、親指と人差し指で摘まむと、確認するように先っちょの皮をズルッとめくった。
出てきた赤い坊主頭のチンチンの首の付け根の溝に、白いコケのようなものがびっしりと付いている。
いままでも、チンチンをいじって気持ちよくなることはあっても、そこまで自分で完全にめくったことはなかった。
チンチンの成長と供に、なにやら分泌物も増えてきてたのかも知れないが、知らず知らずのうちにたっぷりの恥垢が溜まって、梅雨の蒸し暑さと汗で臭ってきたんだろう。
「ちょっとおいで」
彼女に手を引かれて行かれたのは、物置小屋の横に立っている屋外の水道のところ。
蛇口にホースがつながっていて、彼女が物置の裏を利用した後は、いつもそこで手を洗っていた。
彼女は蛇口を捻って水を出すと、ホースの先を持って僕のチンチンめがけて水をかけてきた。
僕は慌てて靴と靴下を脱いだけど、かなりずぶ濡れになった。
水道の廻りはコンクリートになっていたので、そこに立つことにした。
彼女はチンチンにもう一度水をかけると、蛇口にぶら下がってるオレンジ色の網に入った石鹸を両手で泡立てて、チンチンを洗い始めた。
なんのためらいもなく事が進むので、呆気にとられてしまう。
最初は両手でチンチン全体を揉むように。
すると、瞬く間にチンチンが立ってくる。
それで、指先でそっと皮を剥いて、あの白いカスを泡で包むように丁寧にこすった。
女の子に触られたことなんかない。
初めての経験に、しかも、一番敏感な部分だ。
チンチンがビクビク勝手に動く。
彼女は最初は真剣な顔で洗っていたが、チンチンが弾むように動くたびに、段々笑いをこらえるような表情になって、終いにはクスクスし始めた。
石鹸の泡を洗い流すと、初めて剥かれて、外の空気に触れた坊主頭が濡れてツルツル光っている。
彼女はもう一度、タップリと石鹸を泡立てると、根元から先まで、しっかりと磨くように洗ってくれた。
もちろん、根元から先っちょまででも彼女の片手で余る程度しかなかったけれど。
さて、どれくらい洗ってくれていたのか。
数十秒かも知れないし、十分ぐらいしていたのかも知れない。
もう、驚きと興奮で、時間なんて良く覚えていないのだ。
洗い終わった後の、カチカチに硬くなったズル剥けチンチンがなにか立派に見えた。
彼女は、そのチンチンの皮を優しくそっと元通りに戻して、鼻を近づけた。
そして、まるで花の香りでも嗅ぐように、クンクンと鼻を鳴らした。
「うん、もう大丈夫よ」
そう言って、チンチンを摘まむと、思いっきり天上を指していた先っちょを自分の方に向けて、「うん」と一つ頷いた。
そして、その先っちょに、カプッと噛みついた。
皮を被ったくびれのあたりに、歯があたった。
「あっ!」と、思ったが一瞬だった。
気持ちいいわけじゃない、ただただ衝撃的。
彼女としては、口に入れても大丈夫なぐらいきれいになったと言うことなんだろうか。
チンチンを口に入れるのは、弟が小さい頃お母さんがやってるのを見たことがあるらしい。
可愛いオチンチンへの愛情だそうだ。
僕のチンチンも可愛いのか?
「もう、汚したらだめだよ。きれいにしないと」
チンチンを汚いままにすると、病気になることがあるらしい。
僕だってチンチンの病気はイヤだ。
「お風呂でちゃんと洗ってよ」
結構思い切り噛んでたのか、その日は彼女の歯が当たった所がいつまでも痛んだ。
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