私は心底 ゾッとした。私の方が美弥に乗せられていたのだと。
「でもこの子の成績じゃね。塾に入れてるってのに全然!高校も怪しいわ。茉莉娃様は学年でもトップランクですってね?だから同じ塾に入れたのに!遺伝かしら?これで恨み晴らしに入れ込み過ぎたら少し不安よ。」
「へえ 見てる様で見て無いね。親って皆そうなの?子供を過小評価してさ。こいつ頭良いよ。私でも苦労する問題あっさり解いた事有るし。でもテストになると悪いのよね。どうもC子やB子に合わせてるみたい。弱い子は目立つ事嫌うの。つか 採点計算して取る方が難いよ。」
「又。あれ等!居るだけで罪悪ね!お願い!徹底的に!」その目は ゾッとする程ヤバかった。
「それはこいつに任せるよ。そうだ!見てない所は写メで美弥に送らせるよ。つか、見てちゃ駄目なんだけどね。」
「本当?キャ!嬉しい!きっとよ!」それは少女の様な目。私は苦笑し
「風呂3人で入ろうよ。先に入ってるから 起こして来て。」と階段を降りる。湯に浸かっていると脱衣所で何かを下ろす音。何?と思っていると戸が開き裸の美弥がA子を抱き上げ入って来てマットに寝かす。
「抱いて来たの?」
「はい。随分深くて 少々の事じゃ目覚めなくて つか もう抱っこする機会は無いのかな?と思ったら!エヘッ。」
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