この家は土地も狭く庭は夫婦の車2台で表はギリギリ。左右や裏は塀から1㍍チョイ、洗濯物は2階ベランダ位にしかと言う狭さだけど A子が生まれた時 小父さんは喜び 歩く様になったら 転ぶと直ぐブロック塀だから危ないと古タイヤを大量に持って来て壁内側に並べぶら下げ タイヤ同士縛り揺れない様に固定し 家にも車がぶつからない様タイヤを家の直前に半分埋め 車止めにした位の子煩悩。アレックを拾って来た時も 最早 夫婦は冷め切り帰宅はめっきり減っていた筈だけど A子の無邪気なおねだり電話で跳んで帰り 土日の二日を懸け高さ1㍍ 一畳程の広さで、下はブロックとセメントで固めたログハウス造りの形はオーソドックスな犬小屋。玄関からだとその後ろ側が見え家と小屋の隙間は何とか通れる程度。裏口から行くと犬小屋正面。それにも開き戸が有るが冬の寒い夜用と言う。閉めると 金具を填めれ中からは開けれない、小父さんは犬の事も知らず 小屋の知識も乏しかったからこその物で私達は以前大笑いして その中で遊んだもの。又、鎖掛けは戸の蝶番奥だから 犬が外に居る限り戸が閉まる懸念は無い。中は古いカーペット切り6枚重ねにして有る。私は家に入る前 美弥の携帯をポケットから出しその最奥に放って行った。
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