犬を繋ぎ裏口から入ると
「遅かったわね。心配で見に行こうと!て言うか二人共 泥だらけじゃない。」
「うん 久々の散歩で アレックがあんまりはしゃぐんで河原で放したら捕まえるのに大変だったァ!」
「ちぇっ!私まで。Aちゃん服貸してくんない?」
「貸すけどさ 体も汚れてんじゃん?風呂入ろ!」
「さっき 入ったし・・」
「汚れたままじゃ貸したげな~い!」
「こらっ A子!御免ね。遠慮しないで。洋服も洗っとくから 下着も良ければ出して。A子、貸したげなさい!」
「え~っ?」
「あのう 悪いですから!」
「遠慮しないの。A子!新品貸したげな。」
「えっ!やだな~!」
「これ!」
「分かった!しゃあないね。りあ!貸したげるから 背中洗ってよ!」
「う うん。」A子は自室に走る。
「御免ね。一人っ子のせいか我が儘で。だから 虐められるのかしら。お願い!腹の立つ子かもだけど、私に取っては・・・」
「いえ!家の妹よりは可愛いですよ。聞いたからには守ります。クラスが変わっても、あの学校に居る間は。」
「え!中学も一緒じゃ?」
「まあ 受験に失敗したら?ですけど 」と 意中の女子中高一貫校の事を。
「遠いね。寄宿舎?」
「いえ!あの近くにパパが大学時代にお祖父さんに買って貰ったマンションが有って今は学生に貸してるけど 貰える約束に!」
※元投稿はこちら >>